今朝はいつもより早く目が覚めた。


真実、愛が帰ってきてるかもしれない。


そう思うと再び目を閉じても

眠りにつく事ができないでいた。

白々とした明け方の空が周りの景色に

色をつけていく。


時間は経ちやがてお昼になった。


夕方になり外はまた暗闇に包まれた。


五感を研ぎ澄ませながら待ったが

気配を感じることはできなかった。


今日は今年1番の暑さを記録した。


こっちにいるより虹の橋のほうが居心地よく

快適かもしれないね。

エアコンは入れて過ごしやすい環境は整えたんだけどな。


気配といえば数日前から玄関のポーチにあるベンチに座って煙草を吸っている時に何度か足元に何かが触れるような感触はあった。

🐜かと思って見たらいなかった。


奈緒か愛かなと思い足元を手で触った。

真実は一度も外に出したことはないから真実ではないかな?


奈緒も『私、もう来ないからね。』と何年か前に

愛がいた頃僕に伝えてくれた。

だからあの感触は愛だったのかもしれない。


愛も室内生活がほとんどで外に出たのは2階の窓から落ちた時と亡くなるほんの2ヶ月前に2回ほど玄関のポーチでコロンコロンしただけなんだけど。


思い起こせば色んな思い出がたくさん。

愛していた記録はスマホの中にあり僕の心の中でも永遠に刻まれて、これからも光り輝き一緒に生き続ける。ぽっかり空いた大きな穴は少しは小さくなるだろうが完全には塞がれることはない。


僕たち家族には莉奈、大和、武蔵の3人がいる。

幸せだったと思ってもらえるように日々暮らしていくよ。


いつの日かどこかで必ず逢おうね!

その日まで『またねー!』


みーんな愛してる。大好きだよ!



2015年1月3日18:46   愛 パパと一緒にぬくぬく!



2014年12月21日 10:50   愛 もう少しでクリスマスだにゃ



2016年4月25日 19:15    愛 一緒に遊ぼう!



2023年10月24日 10:24    愛 初めての玄関ポーチでコロンコロン



2019年1月11日 21:41  奈緒 いつものパパのお膝の上で



2020年2月24日 21:44  真実 お気に入りのウォークから



2023年8月20日20:29 真実 最期のパパのベッド

2024.06.08(土)


朝から快晴


抜けるような青空の元


お供花と生前好きだった


カリカリとお水を持って家を出た。


到着するとやはり大勢の参拝者の姿がある。


ご年配の方から小さいお子さんまで


年齢層は幅広い。


家族思いの優しい方々。


この合同慰霊祭に参加するのは


2019年以来になる。


歳月が過ぎ


祀った御霊は3体に増えた。


晴れ渡った日差しはさほど暑くもなく


時折り優しい風が頬を撫ぜて行く。


やがて定刻になり慰霊祭が始まった。


供養とお焚き上げ


僧侶の読経


焼香


と粛々と執り行われる。


順番に焼香をすませて席に戻る。


耳を澄ませ


娘たちの名前を聞き漏らすまいと


僧侶の読経に集中するが


後方の話し声にかき消される。


途中から席を立ち


前方へ移動したが


最後まで娘たちの名前を


聞き取る事はできなかった。


35分程であっただろうか?


予定より早く終了した。



虹の橋のたもとでみんなと再会できますように!


奈緒ちゃん


真実ちゃん


愛ちゃん


ありがとう! またね!








昨日は朝から晩までずっと強風だった。

久しぶりに奈緒のアルバムを見ていた。

懐かしい声、愛くるしい仕草。

霊園に行こうと思っていたけど行けなかった。


翌朝、玄関を開けると久しぶりの積雪


20cmくらい積もっていた。


春めいていた大地もまた白く覆われた。


ママさんと雪はね。


その後、お花とカリカリ、お水を持って

お参りに行った。

霊園の合同慰霊碑に着くと日がさしてきた。


「奈緒、1日遅れてごめんね」

ここにはウチの子達3人いるのか。

皆かわいい子達だったね。

奈緒、真実は他の子にもすごく優しくてイタズラも全くしない子だったね。

甘え上手だったね。

愛ちゃんは充電器のケーブルカミカミして何本ダメにしたかなー。ある意味破壊神だったねぇ。

やんちゃだったけどめんこい子だったねー。

そんな事を車中で話しした。

やっぱ少し泣けてきた。


家の中はすごく静かになってしまったな。

夜になると一段とその静かさが際立ってくるな。