今朝はいつもより早く目が覚めた。
真実、愛が帰ってきてるかもしれない。
そう思うと再び目を閉じても
眠りにつく事ができないでいた。
白々とした明け方の空が周りの景色に
色をつけていく。
時間は経ちやがてお昼になった。
夕方になり外はまた暗闇に包まれた。
五感を研ぎ澄ませながら待ったが
気配を感じることはできなかった。
今日は今年1番の暑さを記録した。
こっちにいるより虹の橋のほうが居心地よく
快適かもしれないね。
エアコンは入れて過ごしやすい環境は整えたんだけどな。
気配といえば数日前から玄関のポーチにあるベンチに座って煙草を吸っている時に何度か足元に何かが触れるような感触はあった。
🐜かと思って見たらいなかった。
奈緒か愛かなと思い足元を手で触った。
真実は一度も外に出したことはないから真実ではないかな?
奈緒も『私、もう来ないからね。』と何年か前に
愛がいた頃僕に伝えてくれた。
だからあの感触は愛だったのかもしれない。
愛も室内生活がほとんどで外に出たのは2階の窓から落ちた時と亡くなるほんの2ヶ月前に2回ほど玄関のポーチでコロンコロンしただけなんだけど。
思い起こせば色んな思い出がたくさん。
愛していた記録はスマホの中にあり僕の心の中でも永遠に刻まれて、これからも光り輝き一緒に生き続ける。ぽっかり空いた大きな穴は少しは小さくなるだろうが完全には塞がれることはない。
僕たち家族には莉奈、大和、武蔵の3人がいる。
幸せだったと思ってもらえるように日々暮らしていくよ。
いつの日かどこかで必ず逢おうね!
その日まで『またねー!』
みーんな愛してる。大好きだよ!
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