私の弟が誕生日のお祝いに本をくれました。
「感情的にならない本」
精神科医 和田秀樹 PHP文庫
…まるで普段の私を見ているかのようなチョイス。
わが弟ながら素晴らしいです。
人生何周目ですか?!
「最近は、本を週に2冊読むようにしてるんやって。
本はいいよ。視野が広がって。」
「『仕事ができる』っていうのは大事なんやろうと
思うんやけどの、やっぱりそれよりも大事なのは
『どうやって周りと気持ちよく仕事をしていけるか』
だと最近は思うんやっての。」
「つまらんことで腹立つこともあるんやけど、
争ったところでお互いにいいことってそんなにないでの。」
「今の環境も大変やろうとは思うけど、デザイナーで
好きなことできていたとしても、プライベートも
何もなくて何のために生きているのか分からんように
なるよりは、習字とか趣味もできてるんやし。
仲間も世界も広がっていってると思うんやっての。
昔よりいい生活してるんじゃないかとオレは思うんやわ…」
などと、ぼそぼそと語っておりました。
「何事もバランスなんやわ。」
20年前と同じセリフを最後に彼は言いました。
この本を読んで、今後の自分のあり方をさらに
考えたいと思う、春分の日でありました。
「白黒ではなく、薄いグレーか濃いグレーかと考える」
それをできるようになったら、私ももう少し
生きるのが楽になるのかもしれませんね。
淡路島に住んでいる伯母が昨日亡くなりました。
お通夜は本日、お葬式は明日。
自分の病院の件でさえ
「物産展の時はやめて。」「土日はダメなの?」
と言われるくらいなのに、親でも祖父母でもない
伯母の葬式のために休むことは無理だろうと思いました。
弟は「香典だけ送るわ」という話でした。
私はお葬式に出られないのはいいのですが、問題は父です。
淡路島まで電車で行くなら、乗り換えは最低でも4回。
最近はどっかこっかにモノを落とす、しかも
元々極度の方向音痴。
荷物が多いのにひとりで行かせるのは不安があります。
まして、車で行くのならなおさらです。
(私とふたりで行っても、必ず神戸のジャンクションを
間違えます。)
本来であれば今年の2月に父を連れて淡路島に行く
予定だったのですが、大雪で名神が止まり、
伯母の顔を見ることは叶いませんでした。
年が離れた姉であっても父は弟だから、会えなかったのは
残念な気持ちだったろうと思います。
結局、香典だけ伯父にお願いして、父は暖かくなってから
私と一緒に墓参りに行くということになりました。
弟には「親父、本当にそれで納得するんか?」と
何度も聞かれたそうですが、どちらにしても今の父には
淡路島まで行ける元気がない。
母にも「今は、そんな状態ならやめた方がいい。」と
説得されました。
そういえば祖母が亡くなったのも、阪神淡路大震災の
あった年の今と同じ時期でした。
お葬式から帰る車の中では、ラジオが何らかの事件で
大騒ぎしており、家に帰って東京で地下鉄にサリンが
撒かれたということを知りました。
青森の伯母が亡くなった時は、私はインフルエンザに
罹って行くことができなかったけど、親戚が遠くに
住んでいるというのは、そういう時に困るなぁ。
お葬式のために午前中だけ休みます…というのはできない。
それを選んでふたりでこの地に住むことにしたのだろうけど。
私が悩むことじゃないけど、胸が痛いです。