私のお茶の先生が、60過ぎにして久しぶりに
会社組織に入ったそうです。
25年ほどご自分ひとりでお仕事をなさっていたそうで、

呼ばれていくことになったらしいです。

還暦を過ぎて、今までの経歴を買われて
そういう風に呼ばれたというのも素晴らしいですし、

還暦過ぎて新しい環境に入るのもかーなーりの
勇気が必要だと思うので、先生の決断に拍手です。


さて、1か月が過ぎて。
先生は「話す機会がないから言葉を忘れそうだ」と

おっしゃっていました。
会社の中に人はいるけれど、なかなか話す
キッカケとかもない。
自宅で働いていた時にはひとりで働いていたとしても

ラジオをかけていたから、そこそこ世の中の動きに

ついていけていた。

でも今はラジオすらかけていない、しーんとした

オフィスだから、言葉を忘れそうだということです。

 

私の職場はラジオをかけていても、聞こえるのか
聞こえないのか分からないくらいの音量だし、
ワケ分からない歌ばかり聞こえてくるし(なぜか毎日
歌う人がいる。しかも何曲も。)、そんな状況よりは
よっぽどストレスがないしいいかと思いますが、
そこは人によりますね。

私も人と話す機会がないので、言葉を忘れそうです。
まだ子どもと「分からないけど、分かったよ。」という

ほのぼのとしたやり取りがあった今までの方が

良かったのかなぁ、と思う今日この頃です。

大人と話をするとなんだかものすごく気を遣うし、

疲れるし、「大人の世界」は私には合わないと

心の底から感じます。