自分はブログを書いている。

文章は得意なんだと自惚れていたいから。


読み返すと消したくなるのに消さないのは、どこかで自分の文字に自信があるからだと確信している。


実は多方から評価されていてこのご時世にアメーバブログが大注目!?

…な〜んてシンデレラストーリーを脳で生み出してはニヤリとする妖怪、私。

おい承認欲求、爆発してくれるなよ。頼むからさ。


「そんなに承認欲求があるなら栄えた場所で字を書きなさいよ!」


そんな意見は十も百も千も承知であるが、この私が栄えた場所で字なんか書いてみろ。

「お前に才能はない」って現実がチラつくじゃないか。


「書く場所が悪いんだ」と何かのせいにできなきゃ、折角の自惚れも興醒めというもの。


居心地の良い場所を見つけて揺蕩いたい、理想の自惚れだ。

Amebaはまだまだ健在といえるイベント。

「ようこそ」より「おかえり」がしっくりきてしまうのは運営の愛情か。

 

#とっておきのピグ

ハッシュタグまで作るのだから「盛り上げたい!」という熱がこちらにまで伝わる。

コイン山分けにも便乗して盛り上がる他ない。

無料でたくさん楽しめたあの頃の何かを追体験しようとしている。

 

過去の記事でここは田舎の商業施設と例えたことがある。

十数年前と比べるとここはとても廃れて寂れたかもしれない。

 

しかし田舎の商業施設ってのはそこにしかないもんだからね、実はとんでもない業績を上げていたりするもんだよ。

 

「てかLINEやってる?」がナンパ文句の時代、私の財産は財布とプリペイド携帯だった。

 
「LINEやってません、スマホありません」
色んな人に声をかけられたが、この決まり文句のおかげで脈なしと捉えられて引き下がって貰えた。
 
よく知らない男の家を転々として眠った。
みんな救いの手には見えなかったが、優しい人には見えた。
寝る場所とご飯が出てくるなら悪い人でもよかった。
 
とまあ、ここまで語ると男への嫌悪が募りそうな過去だが正気に戻るタイミングはあった。
 
私の話を真実と捉えた夜職スカウトが1人いた。
紙に電話番号を書いて渡された。
保険証の発行や寮のある職場について教わった。
 
私はその時「あれ?私って普通じゃないのかな?」と思った。プリペイド携帯はチャージしないと発信はできない。私は10円を拾わないと誰にも連絡は出来ない。
 
その時いろいろと腑に落ちた。
私は見ず知らずの人間に心配されるような存在。
いなくなったと思っていた友人や彼氏はこのプリペイド携帯が分断していた。
 
超ショックだった。どこかで自分が立派に生きている気がしていたから。
その場を飛び出して求人誌を読みに行った。記憶を頼りに実家の住所を書いてバイト採用された。
定期的な収入を手に格安スマホを契約した。
貰った紙に書かれた番号には連絡しなかった。
 
急に時間が進んでいると言う感じがした。
 
 
最近、インターネットに張り付いていると弱者男性やミソジニーという言葉を目にする事が増えた。
 
まるで「男は敵なんだ」と思うエピソードもある。女をフェミニストと揶揄する対立の構図まであるのだから、読み物としてもかなり仕上がっている。
つい読み漁ってしまう。
 
ただそれらを読んでも、私は性別を敵と思いたくない。
 
 
敵はいる。でも、枠にはめただけでは敵にしたくない。
幼少期に習った素直さを持って生きていきたいんだ。