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さて、今日は二ヶ月に一回のバイオリンのボランティア音楽会。バイオリンの先生と仲良くされているフルートとクラリネット奏者の老夫婦や大人のバイオリン仲間の試みでやっているようです。

子どもたちも変わりばんこで音楽会に参加します。

息子はバイオリンを習い始めてから今回が二回目。前回は12月のクリスマスコンサートでした。

二ヶ月に一回なので演目の練習は急ピッチでやります。息子も今回はキッズ合奏に入れていただいたのでソロの曲「楽しい朝」のほかに合奏曲「キラキラ星」と踊り「鬼のパンツ」の準備が必要でした。

ソロ曲の時は自分で自己紹介をします。「鈴木真一作曲 楽しい朝を弾きます」が上手く言えなくて「鈴木作曲です。楽しい朝を弾きます。」などと言ってパーフェクトにいきません。

そのたびに、先生やみんなが「鈴木は友だちちゃうよ!」と注意します。

いざ本番になるとやはり言えなくて、みんなに突っ込まれていました。笑

どうにかソロも合奏もグタグタでしたが無事に終わり、残りはダンス。

ソプラノの方が「フニクラ」を歌って、鬼のパンツを替え歌として歌います。すると赤いスーツを着た大人の男性と鬼のパンツを履いた子どもたち3人が入場。当日になって先生から「あなたが一番振り付け上手だから出て」と言われて節分の鬼のマスクを着て入場。

みんなで鬼のパンツを振り付けと一緒にダンスしました。

歌が終わった後、先生が息子のところに来て、皆さんにお話を始めました。

「(息子)君は昨年バイオリンを習い始めて、まだボランティアは早いかなと思ったのですが、本人も出たいと言うことでがんばって練習してきました。今日はコンサートが終わる前にお母様と横浜へ向かいます。2月を最後にお母様の実家へ引っ越します。今日が最後のボランティア音楽会です。本人は、中学生になったら神戸に戻ってきたいと言っています。私のためじゃないと思いますが、そう言ってくれたことがとても嬉しくて」

先生は息子を後ろから包みそう仰ってくれました。

会場の皆さんから拍手が沸き、6歳の息子は注目の的でした。

その後急いで新幹線へ向かう準備をしていると、息子は「僕先生にさようなら言ってくる!」

それで戻ったと思うと「◯◯くんたちにもバイバイ言ってくる」

挙句には「最後の演奏聴いてから行こう!」

みんなの優しさが余程息子の心を掴んでいるようです。

玄関にいたおばちゃんが「寒いからしっかりボタンしよー」と言いながら、息子のシャツのボタンを留めてくれました。

このブログでも何度も書いていますが、神戸の人たちは本当に優しいです。

とても心温まる音楽会でした。