多分今の大学へ赴任してからはじめてのことだと思う。
先輩の先生の授業に90分間座らせていただいた。
きっかけは、朝大学へついた時に、廊下で先輩の先生に
お会いした。先生のお部屋にはお客様が来ていらした
ようで、賑やかそうだった。
すると、先生の部屋から電動車椅子に座っている
男性が現れて、一緒にいた女性の方とトイレへ行かれた。
先生は、出社(?)する私の姿を見つけて、「今日は
ALSの病気を持っている方がゲストスピーカーで
いらしているの、もしよろしかったら来てみない?」と
誘われた。
ALSについてあまり知識がないし、ちょうどお昼まで時間が
空いているので、同じ階にある教室へ行ってみた。
授業内容は、とても良かった。病気のことだけではなく、
夫婦愛や当事者のお話が聞けて、とても勉強になった。
特に、夫婦というものに関して、新鮮な視点がうかがえて、
「なるほど」とうなずくことが幾つもあった。
このブログで書きたいことは、先輩先生の授業に感動したことだ。
先生の授業はあっという間に90分過ぎた。先生は、
軽やかに授業をすすめて、準備をいっぱいしているようには
うかがえないが、授業は、映像やアンケートやコメント用紙や
ゲストスピーカーなど盛り沢山の内容だった。
アンケートは、クリッカーというものを使って、クラスの意見を
パーセンテージでとるもの。そんな目が離せない、寝てる場合じゃない
授業に感動した。
私は、授業のためにいつも準備にとても忙しくて、授業内容を
色々考えるうちに、とても重たい授業になってしまう。また、
私だけがベラベラと話していて、学生を授業の中に巻き込むような
ことはしていない。
アメリカで授業をやっていた時は、意見交換があったりしていたが、
日本へ来てからは、学生の寝ている様や準備をしていないために
受け答えができないことに気づき、仕方なく自分が与えられた90分間を
自分の言葉とスライドだけで埋め込んでしまった。
もっとリラックスして、もっと軽やかに授業を構成できればいいな、と
本気で思わせた授業だった。
ちょっと目が覚めた。