『カラー改訂版 世界一わかりやすい英語の勉強法』(関 正生、KADOKAWA)の感想メモです。現時点で英語どうこうというわけではありませんが、中学生になった後のことを想定して読んでみました。著者はスタディサプリの講師などで有名な方のようです。

 

内容としてはまず単語を暗記して、文法を理解して、英文解釈をやる、といった基本的なやり方について書いてあります。特に英単語については1日200単語×5日で1000単語を1か月で6回、というもので現実にやれれば確かに効果がありそうです。私は高校生時代ここまで徹底してませんが類似のやり方=「1日にそれなりの単語数」「短い周期で繰り返し」というのをやってました。

また、個人的には、伊藤和夫「英文解釈教室」をお勧めしているところに好感を持ちました。これを繰り返し読んで「英文の読み方」を身につけられれば確かに良いと思います。ただ現実的には英語が得意でない人間がこれを読むと絶対に挫折すると思うので同じ著者であれば「ビジュアル英文解釈」から入るのが良いのではないでしょうか。どちらも今どき流行らないようにも思いますが、良書であることは間違いありません。

なお、単語、英文法、英文解釈それぞれ色々な参考書が出てますので、著者のおすすめを見たうえで、それと類似で、かつ自分の好みのものを見つけてそれを使う、というのが良いと思われます。どんなに素晴らしい本でも続けられなければ意味がありませんので、自分がやりたい、やれると思える本を選ぶと良いのではないかと思います。