『進化する勉強法:漢字学習から算数、英語、プログラミングまで』(竹内 龍人、誠文堂新光社)の感想です。

 

主な内容としては以下のようになります。

  • 休憩時間には頭を使わない
  • テストの時、ライバルは少ない、と思いこむ
  • テスト前ルーティーンを決める(毎日行う)
  • テスト前に不安を書き出す
  • テスト前に小テストを行う
  • バラバラの問題を解く(ランダムに解く)
  • 学習環境を時々変えて勉強する
  • 学習後すぐではなく、しばらく間を空けてから復習する
  • 答え合わせは1問ずつやらない(最後にまとめてやる)
  • 成績に一番影響するのはIQではなく自己コントロール能力
  • 能力そのものをほめるとネガティブ効果(努力、プロセスをほめる方が良い)
  • テスト結果は能力(例:頭の良さ)を示すものではなく、努力(例:どれくらい勉強したか)を示すものと考える
  • 暗記をするときは一回に大量にする
  • 子供自身に教材や参考書を選ばせる
  • 勉強の邪魔をしない他者の近くで勉強する 

ある程度エビデンスをもとに書かれているのでその意味では信用できますが、実験などの場合ある条件を前提にしているので、実際の勉強においてはその条件とは異なる条件になる可能性があり、その意味で注意が必要です。

 

他の書籍でも書いてあることが多いので新味がないという意見もあるかもしれませんが、よくまとまっているとも言えます。どの知見をどのように使うか考えながら利用すれば役に立つと思います。