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なうで公開されている、山田孝之・長澤まさみ主演の邦画ではなく、2005年に日本公開されたドリュー・バリモア、アダム・サンドラー主演の洋画の方のレビューです。
とは言っても、日本版の物はこの作品のリメイクなので、このレビューはほぼネタバレに繋がります。
ネタバレな方と、この映画(洋画・邦画共に)を観る予定がなく、内容と結末を知りたい~
って方のみ、
はお進み下さい。
それ以外の方は、ここで回れ右~。
では、ネタバレ。
ハワイの水族館で獣医師として働くヘンリーは後腐れのない一夜の恋を楽しむプレイボーイ。
ある日カフェでルーシーという女性と出会い、意気投合するが、翌日会うと彼女はヘンリーのことをすっかり忘れていた。
実は彼女は交通事故の後遺症により、事故前日までの記憶は残っているが以後の記憶が全て一晩でリセットされてしまうという短期記憶喪失傷害(前向性健忘)だった。
父と弟は彼女がその事に気づかないように、夜のうちに同じ新聞を準備し、彼女が壁に描いた絵を真っ白に消す作業を行い、彼女が事故にあった父親の誕生日での出来事を毎日同じように繰り返せるように努力していた。
ヘンリーは毎日、初対面から始め、愛を告白し続ける。二人は毎日恋に落ち、毎日ファースト・キスをする。ヘンリーにとっては23回目であろうが50回目であろうが、ルーシーにとってはファースト・キスなのである。
ある日ルーシーは車が車検切れだと指摘され、それに反論するために新聞を見て、日付が自分の記憶にあわないことに驚愕する。
記憶のない彼女にとっては、常にその日は父親の誕生日なのである。
この矛盾を父親に問いただすために、怒りながら帰宅するが、これらのことも父親にとっては何度も経験したことであり、すでに用意していた事故のファイルを見せ、真実を説明する。彼女にとって初めて聞いたことで、悲しみにくれるが、次の日になれば、また彼女にとっては同じ父親の誕生日の日曜日となる。
しかし、このままではルーシーの人生は失われたままであると考えたヘンリーは、二人の出会いから現在までを描いたビデオを作成し、毎朝彼女に見せ、彼女の人生を取り戻す努力を開始する。
また、そのビデオによって、この彼女にとって見知らぬ男であるヘンリーが彼女の恋人と理解するようになり、少しずつであるが、二人の仲は進展していくかに思われた。
しかしヘンリーもまた、毎日ルーシーに恋をさせることに努力することに没頭するあまり、ヘンリー自身の人生の夢である海洋探索の夢をあきらめることにした。これを立ち聞きしてしまったルーシーは、自分が愛する人の重荷になると思い、別れを決意。
実は、ルーシーはヘンリーに黙って日記をかき、そこにビデオとおなじように自分の気持ちを寝る前に日記にかいて、それを記憶を失った翌朝に読み直す事で、自分自身の記憶を再現する努力をしていた。
ビデオでは又聞きのような気が毎回してしまうというのが理由だ。
ルーシーはこのヘンリーとの想い出を綴った日記も全て処分してしまう事を決意した。
つまり記憶から、ルーシーの人生からヘンリーを消すということになる。
果たしてヘンリーとルーシーの恋は、このまま終わりを告げるのか?
<wikipediaより>
事故によって前頭葉を傷付けてしまったせいで、その日眠ると新しい記憶が過去の記憶に塗り替えられてしまうと言う障害を負った女性・ルーシー。
そうとは知らず、カフェで見かけたルーシーに一目惚れしてしまう、プレイボーイのヘンリー。
出逢ってすぐ意気投合し、次の日に会う約束を取り付けてその日は別れ、同じ場所で再会した二人だったが、ルーシーはヘンリーの事を全く覚えていませんでした。
それどころか、変態扱いされる始末。
意味が全くわからないヘンリーは、ルーシーを家まで追いかけます。
そこで、父親と弟から衝撃の事実を聞かされる事に。
一日で記憶がなくなる・・・・・・・
経験した事がないから、想像しようがありません
事故前の記憶はちゃんと残ってるのに、事故からこっちの記憶が全く更新されないルーシーを守るため、父親と弟が毎日毎日繰り返す涙ぐましい努力。
そして、彼女と恋をするために、毎日あの手この手でアプローチするヘンリー。
だけどある日、違反切符を切られた彼女は、自分の記憶が現在に追いついていない事に気付かされます。
しかしそれも、家族からしたら想定内。
だってルーシーは、一晩経つと「今日」を忘れてしまうのだから。
一つだけ変化がありました。
それは、ヘンリーの存在。
ルーシーは、毎日ヘンリーが自分に恋してくれている事を知り、
「明日私を口説く時は、百合の花を使って。一番好きな花なの」
とヘンリーにアドバイスします。
そしてヘンリーは見事、ルーシーの心を掴む事が出来、毎日ファーストキスを交わし合う恋人になるのですが・・・・・・・
この映画を観て考えさせられたのは、女のルーシーの立場ではなく、ルーシーに恋してしまったヘンリーの気持ちでした。
毎日彼女に同じようにアプローチし、彼女と毎日恋を始める。
聞くだけなら素敵な事のように思えるのですが、そこに「思い出」を作る事は出来ません。
ルーシーにとっては、日記を読もうとビデオを観せられようと、事故後に出会った人は全員「毎日初対面」の人なんですよね~・・・・・・
北極に海洋探索に行くのが夢のヘンリー。
その夢を捨ててでもルーシーの側にいたいと思うようになるのですが、それを知ってしまったルーシーは自分から別れを告げます。
ヘンリーの事を書いた日記の部分やビデオを破棄し、別れてしまう二人。
そして月日は流れ、いよいよヘンリーが旅立つ日、ルーシーの父親からルーシーが施設で元気に暮らしている事、そこで美術を教えている事などを聞かされます。
一旦海へ出たモノの、どうしても諦めが付かないヘンリーは島へ戻り、ルーシーの元へ。
ルーシーはヘンリーの事を覚えてはいませんでしたが、「毎晩夢に見る」と言って描いたヘンリーの絵を部屋一杯に飾っていたのです。
例え記憶は無くなっても、潜在意識の中でヘンリーを愛し続けていたルーシー。
そして熱いファーストキスを交わす二人。
ある日目覚めたルーシーは、「Good morning,Lucy」と書かれたビデオを目にし再生。
そこには、幸せそうなヘンリーとルーシーの結婚式の様子が収められていました。
最後に、「外は寒いからジャケットを着ておいで。一緒に朝食を食べよう。愛してる」とのヘンリーからのメッセージ。
防寒着を着て外に出ると、そこは船の上。
ヘンリーと愛する娘の笑顔、そして、父と弟の姿も。
ルーシーは障害を乗り越えた愛を手にしたのでした。
何かね~・・・・・ちょっとホロっと泣けちゃいますよ
主演がアダムですから、「コメディ色」が強いのは否めません。
そういう面白さの中にも、難しい障害に対する周りの温かい理解や支援、そして家族の努力。
障害があると知りながらも、彼女と共に歩く事を選んだ男性。
毎日無くなる記憶と、自分が抱える障害に、それこそ毎日向き合わなければならない女性の、強さや愛情にグッと来てしまうのも事実です。
普段違う映画で観ると、暑苦しくて鬱陶しい感じのアダム・サンドラーが、プレイボーイで軽いノリの中にも、ひたむきな恋心を持つ男・ヘンリーを演じる事で、ちょっとばかし良い感じに見えます(笑)。
いつもは骨太なイメージのドリューも、ルーシーの時の彼女は可愛らしい女性に見えました。
※吹き替え版を観る時は、松本梨香バージョンではなく、下手くそだけど乙葉バージョンで観て下さい
私的評価:
題材は申し分ありません。
ただ~・・・・・・・
正直なトコ、アダムもドリューもあんまり好きな役者じゃなくて
たまにはラブコメも良いかな・・・・・と思って観たのがこの映画で、その時は本当に楽しめたから3。
多分キャストが違ってたら、もっと評価は高くなるかも
これは、日本版のリメイクにも言えます。
確かに山田孝之・・・・・演者としては上手いと思うし、福田監督作品って事で山田を使いたかったんだよね~共理解出来るんですよ。
だけど・・・・・・・
相手役の長澤まさみに対して、山田のあの身長はいただけない
主役張らせるには役不足かも知れませんが、福田組なら賀来賢人辺りを相手役に使えば良かったんじゃ?と思ってしまいました
個人的意見なので無視して下さい(笑)。