こないだ「本買っちゃった〜」って記事に、読んでも書評は多分書かないと書きました。
で、コメント欄でも「書評はいらない」とも言われたし、この本を買うキッカケになったブロ友さんは、ご自分がとっかかりだとわかっていても完全スルーする方だし(笑)、もしかしたらネタバレが嫌いだから書評いらないのに・・・・・と他にも思ってらっしゃる方もいる可能性があるので、アメ限記事で書きますね(^◇^;)
※映画化すると知りビックリ
公開をアメンバー限定にしてましたが、何かの参考になれば…と思い、公開記事に変更します。
アメンバーさんでも、読みたくない方は回れ右で退出して下さい
※ネタバレ含んでます※
まず、総合的な感想を書きます。
クッソ面白くありませんwwwwwwwww
凄く評判が良いだの、オススメ第1位だのと聞いていたし、ブロ友さんの感想も評価が高かったので、私もそれなりに期待してました。
正直、ちょーガッカリです┐( ̄ヘ ̄)┌
読み始め初っ端から犯人が出て来ます。
もちろん、終盤までそれが誰かは明かされませんが、犯人目線で物語が語られるシーンが結構あるので、それだけでもかなり興醒め。
この犯人に付け狙われる主人公の女が、「かなりの美人」「スタイル抜群」って表現で褒めちぎられるのですが、ぜんっぜん魅力的に見えて来ないんです。
やたら気風が良くて、酒呑みで、喫煙者で。
彼氏?にあたる男をリードして喝入れるような女で。
そういう「気取らない、颯爽とした美女」としてのイメージが浮かんで来るかと思いきや、言葉の端々とか仕草とかの表現を見てると、そこらにいるアラサーのダサい女にしか見えません。
そして、出て来る男性キャラクターに一人も「惹かれるモノ」がない。
ソコソコの学歴で、勤務先もなかなかの所で・・・・・って設定なんでしょうが、なっさけない生活力なさそうな、自己愛激しそうなタイプばかりで、読み進めて行くたびにうんざりします。
サスペンスですからね、刑事がちょくちょく出て来ますが、主役格の男達と一線を引きたいのか、引き立て役にしたいのか著者の目的は不明だけど、やたらと汚い表現で固めてるんです。
何か恨みかコンプレックスでもあんのかな?と、逆に私は著者のメンタルを深読みしてしまいましたよ(笑)。
「どんでん返し」とか言われてますが、私は途中で犯人が誰かわかりましたし、主人公の女の闇もすぐ見当が付きました。
何の目新しさもない感じで、やたらとスマホだSNSだFacebookだと、イマドキの若者の感覚に共感したいのかされたいのかよ〜わからないけど、とにかくそんな言葉がダラダラと羅列されてます。
ハッカーの基本アプリがどーたらこーたら、追跡アプリをどーしたこーした、セキュリティがあーだこーだ・・・・・・
ある一定の年齢より下の人間しか、面白いと感じる事が出来ない小説だと思います。
この先の時代に残る作品かも知れませんけど、こんなチープなミステリーが後世に語られのかと思ったら、笑いしか出て来ないwww
最近の作家さんで、この系の小説だったら中山七里さん辺りは面白いです。
「さよならドビュッシー」や「殺人鬼カエル男」とか、本当に内容が練られていますし、新しい物も取り入れつつ古い手法を巧く駆使して、読み手を最後までグイグイ引っ張って行ってくれるストーリー構成です。
そういうのに比べたら、このストーリーは素人同然。
ラノベでもこんな退屈させられるのは稀です。それこそ、有栖川有栖シリーズ以来じゃないですかね(笑)。
いやもう・・・・・ホントびっくりするくらいの面白くなさに、読み終わった後は脱力感が凄かった
いや、面白い!と思って読んだ方もいらっしゃるでしょうから、それを否定したりはしません(^◇^;)
だけど、もうこの作家の「次」は私はいらないかな・・・・・
テクニックが上達するなら考えますが
まずは、キャラクターをもう少し魅力的に書いて欲しいですね。
それからじゃないかな?