それは、経営会社(設置者)の規模や経営状況、園長(施設長)との関係性。
今住んでいる地域は、ここ数年で保育園が驚くほど増えました。それでも常に待機児童はいます。
お兄ちゃんが最初お世話になった保育園は認可園ではなく、市から認定を受けたばかりの認可外保育園(東京都の認証保育園のようなもの)。
経営会社は、別の保育園も経営していて、別の保育園は親族が園長で、お兄ちゃんが入園した保育園は、親族ではない園長でした。
私は当時、経営会社のことは全く気にせず、市の基準を満たしている保育園だから良いだろうと思い、見学をして先生の人柄や保育方針が好印象だったので入園。
しかし、入園して数ヶ月後、経営会社と園長の間でトラブルがあり、子どもをお迎えに行ったある日の夕方、来週から経営会社の親族が園長になると突如言われて大騒動に。
その経営会社は家族経営の小さな会社で、保育園とは別にお店も経営していて、園長に、そのお店の経営が苦しいから保育園の方の節約をしなければならないという、突っ込みどころ満載な話をするような会社でした。
保護者から経営会社に問題点を指摘することで園長先生は続投されたけれど、トラブルを発端に、経営会社は市の反対を押しきって年度途中に閉園すると言い出し、子どもの預け先を失う恐れがありました。
閉園理由も不可解で、市側は当然、閉園に反対するものの、ペナルティが無いので抑止力無し。
市の認定を受けて1年未満で閉園すると言い出した保育園は今までなかったとのこと。
こんなトラブルに遭遇したので、保育園経営会社のこと、経営会社と園長の関係性を気にするようになりました。
あと、多くの保育園を見学して、私が気になったのは、0歳児クラスの部屋の広さ(うちは1歳児から預けたので直接関係無いけど)とトイレのにおい。
・0歳児クラスの部屋
設置基準を満たしている、子どもはまだねんねかよちよち歩きとはいえ、狭い物置のような部屋で、ベビーベッドが置かれ更に狭くなり、大人がほとんど身動きとれないのではないか、という0歳児クラスの部屋がありました。
見学時に赤ちゃんと先生達が居て、オモチャも広げられない、ぎゅうぎゅうな感じ。
よくあの状況を見せたなと思ったけれど、その園長先生は気にしてないから普通に案内したので、私の価値観とは合わないだけ。
ちなみにお兄ちゃんが通った保育園も、弟くんの通っている保育園も、0歳児クラスは広くて、のびのび動けるお部屋。
同じ0歳児クラスでも全然違います。
・トイレのにおい
年齢が低いうちは、扉の無いトイレが多く、使用後のオムツの管理や清掃が行き届いていないと直ぐに匂ってきます。
洗面台とトイレが繋がっている空間が、ウッと顔をしかめるような強烈な臭いの認可保育園がありました。
私は悪臭無く、普通に息が吸える空間であってほしいけど、そういう環境が気にならないから見学者を案内できるというだけ。
気になるポイントは人それぞれだなぁと実感します。
子どもが長い時間を過ごす保育園。
保育園を利用する方々が、自分の理想と一致する保育園はなくても、比較的違和感が少ない、安心して我が子を預けられる保育園にご縁があることを願います。