実は初「湊かなえ」でした!!

 

ミステリーとか推理系とか探偵とか、そういう作品はあまり興味がなかったのですが、これは人が死なない&殺人じゃないという話だったので、読んでみました。図書館にあったし。

 

これは、小学生のころ失踪した姉が、無事に戻ってきたけれど別人のようで…。というのを、妹の目線から描いたお話。

 

失踪した姉は戻ってきましたが、二人が好きだったはずの童話の「豆の上で眠ったおひめさま」の思い入れが、妹とはまったく別物になっています。

 

そんな姉を、別人ではと思った妹ですが、妹の他にも姉を別人と思う人物がいた!それはおじいちゃん。堅物のおじいちゃんは、みんなが不信がっているのを知ってか知らずか、「DNA鑑定」をしようと言い出します。

 

その結果、姉は本当に両親の子、ということにはなったけれど、でもそれが「失踪前の姉」と同一人物かは確定できないわけで…。

 

今回の事件、そこには姉の出生の秘密も隠れています。

 

 

姉が失踪してからの家族の様子や、姉が帰ってきてからの妹の不信感が、本当にそうなんだろうなっていう感じでリアルで、そういう意味ではとてもおそろしい作品だと思います。

 

私も読んでいる最中は頭の中にハテナがいっぱいで、そんなオチなのか!!って思いました~。

 

殺人とかそういうミステリーが苦手な人にはオススメです。初「湊かなえ」だったけど、死なないやつとかだったら他の作品も読んでみたいと思いました。

 

おすすめのものがあったら教えていただきたいと思います。

 

では、また何か読んだら書きます。