きました、あしながおじさん!!
アーリーアメリカンな時代のお話では、私は一番これが好きです。
え、「若草物語」じゃないの?と思ってると思います。
あれだけ、四人姉妹の長女ですと言っておきながら、と。
いえ、「あしながおじさん」です(笑)
大草原の~というお話もその時代のお話のようですが、実はまだ読んだことがないんですね。
今度ははそれ読んでみよう!
と、いうわけで「あしながおじさん」ですが、やっぱり恋愛だからでしょうか。
孤児院に入っていた子が、勉強ができるというので特別にご厚意で、とあるお金持ちの紳士に学校に行かせてもらう。その代わりに報告を兼ねてお手紙を差し上げる、という筋書きなんですね。
なので、物語は手紙のやり取り(とはいっても、紳士の方からは簡単な、しかも秘書が書いた手紙、連絡しか来ないわけですが)で書かれているんです。
その発想がまずすごいですよね。斬新ですよ。
まだ青春まっさかりの子どもからよこされた手紙という設定なので、いろんなことが書かれてあって、それでもちょっとは紳士に気を遣っていて、おもしろいです。
ラストは、何が待っているでしょう。
実はこの紳士は、主人公が片思いをしていた紳士なんですね。
とある紳士のご厚意で…の紳士には会ったことがなくて、その後ろ姿の影しか見たことがなかったんです。だから、あしながおじさん、なんですね。これは、そのとある紳士を呼ぶための言葉なんです。名前も知らされていなかったので。
顔も知らなくて、本人に手紙で「あの人のことが好き」と言っているのは、わかったらどんなに恥ずかしかったことでしょう(笑)
でも、なんかそういうのいいですよね~。
別にそれに憧れて、じゃありませんが、私は中学生の時にオーストラリアの女の子と、高校生の時には同じ中学だった子と、文通をしていたことがありました。
オーストラリアの子(Samanthaっていう名前だった気がする)はすぐに連絡が取れなくなって、手紙自体も2通くらいしか来なかった記憶がありますが(笑)
2通目の手紙には、ボーイフレンドはいますか?みたいなことが書かれていた気がします。
なんか外国を感じました(笑)
そしてその頃はクリスマスだったので、私は雪だるまのクリスマスバージョンのぬいぐるみみたいなのを送ってあげたような。
返事はもちろん、向こうからのプレゼントも返ってはきませんでした…。
そして、同じ中学の子とは、かなり長く文通が続いたんです。
高校が終わって、彼女が医学部に行ってやっぱり忙しくなって、私が遠慮した節がありました。
私は高卒で働き出して、しかも実家から通ってたし、彼女から見たら遊んでるようなモンだったかもしれない。
なんか、何を書こうが、何を書いても申し訳ないような気がしたんですよ。
そうそう、それが中学の時の本友ですね。
ハリーポッターとかを貸してくれた。
彼女、今では精神科医だって。本当に彼女のことを誇りに思います。
今では彼女も結婚し、娘もいて、今ならもっと話せるんじゃないかと思いつつ、手紙を出したことはありません。
けど、ちゃんと年賀状は毎年くれる!!
手紙が好きだと、年賀状も好きかもしれないですね。
私は、口では面倒くさいとは言いながらも、作るのももらうのも楽しみなんですよ(笑)
今では手紙の習慣がなくなってしまって、寂しい感じがしますね。
誰か文通相手になってくれないかな、と思います。
募集したいです、できるなら(笑)
自分や自分の住んでるまちを紹介するのって、楽しいと思うんですよね。
相手のことも知りたいし、どんなまちに住んでるのか、どういう環境で育ってきたのか。
いつかその人に会ってみたいとも思うし。
メル友はいらないんですよ。文通で(笑)
仕事もしてるし子どもも三人なので、決して暇ではないんですが、そういうことに時間を割きたいような気もします。
やっぱり、あしながおじさんに憧れてるんでしょうか(笑)
また、何か読んだら書きます~。