義母の認知症が進んで、一人暮らしが困難になってから10年。
私が乳がんの告知を受ける少し前です。
なので・・・
この10年のことはよく覚えています。

実の母ではないけれど、こんなに長いと愛情も芽生えます。
夫と籍を入れたのは、その後のことなので、
いわゆる嫁姑みたいに争うこともありませんでした。

一人暮らしの義母が心配で、籍を入れる前から
仕事帰りに様子を伺いに寄っていたのですが、
その頃は認知症も軽かったので、私のことを訪ねてきた人に
「○○の嫁だよ~(*'▽')」
と、嬉しそうな表情で紹介していたので
認識出来るうちにご挨拶できて良かった!
と心から嬉しく思いました。

台風で風が強い日は、
「危ないから早く帰りなさい」
と、早々に追い出されたのを思い出します。

夫と籍を入れる切っ掛けになったのは、
その義母との同居を決めた事です。
その時は現在住んでいるマンションに住んでいたのですが、
エレベーター無しの5階だったので、エレベーター付きの
マンションに引っ越ししました。
が・・・
その直後に大腿骨を骨折して車椅子生活になり、
狭いマンションでの生活は困難と判断して施設での生活になりました。

毎週、夫と施設に通い続けて10年弱。
途中、入院を挟みながら老健から特養に移りました。
素晴らしい特養だったのですが、最後は残念ながら病院でした。

遺影は、私が選んだ写真が採用されました。
・・・というか、
慌てて探すと写真って見つからないものですよね。
そこで、私が似顔絵を描いた時に使ったデータの中に
参考用の写真として取り込んであったのを発見して
使うことにしたのです(^^;)


まだ、葬儀が終わったばかりで落ち着きませんが
段々と今までと違う新たな日常になるのだと思います。


でも・・・アレですね。
出棺って、本当に悲しくなりますよね。
どうしようもないけど、
ああぁぁ~~や~め~て~~
と、思ってしまいます。

お骨になると、不思議と冷静に落ち着けますよね。
なんなんでしょうね、あの感覚は・・・。