今日公開のマダム・ウェブを朝一で観に行った。

 

ネットで一部酷評があったものの、観てみるとそんな酷評というほどではない。

 

それなりにおもしろかったと思う。

 

ただ、納得できないところが多々ある。

 

以下。

 

 

・映画最初のシーンで1写真撮影に使っていたNIKON(だったと思う)のコンパクトカメラ

・都合良い能力を最後のバトルで披露

・「マーベル初の本格ミステリーサスペンス」と謳っておきながら全然ミステリーサスペンスでない

・経緯を省略したり変な伏線が多い

 

 

まずコンパクトカメラについて。

 

1973年にペルーのジャングル探索で撮影をするキャシーの母親。

 

その時のカメラがコンパクトカメラだったのだが、どう見ても2010年代あたりのものと思われる。

 

ちょっとwikiでコンパクトカメラについて調べてみると、世界初のコンパクトカメラは1963年の小西六写真工業(現コニカミノルタ)の自動露出カメラ(AEカメラ)だそう。

 

画像検索して見たら分かるが、1973年当時にこのコンパクトカメラが使われていない!

 

 

次にキャシーの最後のバトルシーンについて。

 

よく分からないが、幽体離脱的に仲間を救うシーンがあり、ここがね・・・

 

ちょっと都合良すぎな展開じゃないかと。

 

最初は予知能力だけで、そこから徐々に蜘蛛としての能力が覚醒されるのかと思いきや、そうでもなくでよく分からない能力。

 

 

3つ目、これが1番納得いかないところだね。

 

この映画はミステリーサスペンスでもなんでもない。

 

ただのアクション映画、以上。

 

 

最後だが、経緯省略についてはペルーの蜘蛛人間たちがどうやって超人的な能力を身に付けたりしたのか、敵役のエゼキエル・シムズの能力は糸を飛ばす能力はなく壁を走ったり相手を掴んだら毒を注入するだけで、結局どうしてスパイダーマンみたいなコスチュームを着て目的は何なのか。

 

伏線については、2回ぐらい少女3人のスパイダーレディみたいなキャラとしての描写シーンがあったが本作では明らかにされず次回作の伏線みたいだったり、前半シーンで鳩が窓ガラスにぶつかったりキャシーを捉えるシーンのガラスが明らかに不自然で蜘蛛の巣みたいな割れ方だったり。

 

 

総括的に言うと、ミステリーサスペンスと謳っておきながらただのアクション映画だったという点と、予告で3人の少女がスパイダーマンコスチュームしたエゼキエルに殺される予知シーンがインパクトあって興味津々だったこともあり映画内容の期待は高かったがそれほど満足行くものでもないという点が残念だった。

 

こんな感じかな。

 

アメコミ王道というのか、徐々に主人公が成長して行くところはやはりおもしろいなとは思ったが、2回目は観に行かない。