以前、押し入れから出してきて起動チェックしたMSX TurboR A1ST改(松下電器の試作13号機)ですが、FDDが故障してフロッピーディスクが読み込めなくなっていたので本日、事前に購入していた予備のベルトに交換すべく、分解修理をすることにしました。
参考にさせていただいたブログです。ありがとうございます<(_ _)>
まずはひっくり返して、念のため乾電池が入ってないか確かめます。
よし!無いね!まあ何れまた新しい電池を入れよう。今はまだいい。
底面パネルのネジを全部外して…
元に戻して上面パネルを外します。
ちょっとFDDのイジェクトボタンが引っかかって手間取ったが…(^▽^;)
カバーのLEDの配線があるので一気に開けない事。ケーブルを損傷させないようにそっと手前を持ち上げコネクターを外します。
いよいよフロッピーディスクドライブを外す訳ですが、先にハーネスを引っこ抜いて外します。
そして4カ所ねじ止めされているFDDを外してみると…
あー、こりゃダメだわwww 切れたゴムベルトが中からでてくるし。緩くなったとかのレベルじゃねえわな。真鍮のローラー部分にも付着してたのでマイナスドライバーでガリガリ削り倒して撤去。
交換して回転がちゃんと伝わるか確認。
無事に交換修理完了!!
お!ちゃんと読み込めてるぞ!!
ちょっと恥ずかしい高校生のころに打ち込みをしたゲームミュージックプログラムのディスクもちゃんと生きていました。
とうとう特等席を占有w
幻影都市は残念ながらフロッピーが読み込めませんでした。FILESでは中身は見れたんですが、ゲームが起動せず。残念。SNATCHERはSCCカートリッジも健在でしっかり起動しました。
アレスタ2
サーク ガゼルの塔
と、時系列は逆になりますが、A1ST改のFDD修理を行うより前に実はSONYのMSX2『HB-F900』を押し入れから出して動作確認をしていたんですよ。
あの旧ソ連の宇宙ステーション「ミール」船内で使われていたFB-G900PのオリジナルともいえるF900をほぼ30年ぶりに復活です。まあ親父に買ってもらった時からだと36年になるかな^^
TAPE端子が時代を物語る。
いや、RF端子が時代を…以下略
キーボードが汚れていたのでウェットティッシュでふき取ったためテカってますw
これに14inの専用アナログRGBモニターをセットで買ってもらったんだよなぁ…当時の価格でパソコン本体148,000+アナログRGBモニター「KV-14CP2」 89,800円だったかな。顔なじみの電気屋さんで買ったのは今でも覚えている。
普通に動きましたw ただ、カートリッジスロットの接触は極めてわるくて、ゲームがなかなか起動しませんでした。
何度か抜き差しして接点部分の汚れが取れて読み込めるようになったかなと。
背面にはFM-PACを差し込んで動作確認。
うん、ちゃんとFM音源の音が鳴ってるぞ。
こちらはFDDはベルトドライブじゃないので余裕で読み込めました。
黒歴史…これは吉田工務店という今でいうところのいわゆる「シューティングツクール」のはしりです。縦スクロールシューティングのみ作る事ができるやつですが、まあ制約多すぎてねw
で、某コ●ミの「沙羅曼蛇」をパロって文字入れ替えて「沙羅蛇曼」(さらだまん)としただけの超絶パチモンなものを作ってましたwww
LIFEFORCE風なのに縦スクロールwww
学生時代からロクな事してませんでしたw
HB-F900はちょっと問題がキーボードの方にありました。かなり反応が弱いキーがあるため、戦線復帰とするわけにはいかず、一旦綺麗にしてからまた押し入れに戻りました。それでも36年前のハードがこうして動いたという事に感動です。特にFDDが安定して文句なく読み込めたのは嬉しいですね(*^-^*) でもA1ST改もベルト交換して通常使用可能になったので、現役復帰はA1ST改に任せることにします。つーても常時使う事はないんだが(^▽^;)
追記
幻影都市はディスク1だけが死んでいましたが、幸い俺はバックアップとしてディスクイメージを作成して保管していたので、ちょっと復活の儀式を行う事にしました。
これまた押し入れに眠っていた3.5インチフロッピーディスクを掘り出してきて…ただ、このフロッピーは2HDなのでMSXではそのままでは使えません。
なので右側の2HD認識用の穴をセロテープで塞ぎ、復活させたA1ST改で2DDフォーマットをします。
そしてディスクイメージを2DDフォーマットした現物のフロッピーディスクに戻してやり、A1ST改の実機で読み込ませたら無事に読み込めました!ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
学生時代に買ったゲームが再び起動しました(´Д⊂グスン