皆さん、こんにちな〜♪ 声優・ナレーター・朗読ナレーション講師、水野智苗です。
今年4回目の観劇は、久しぶりの紀伊國屋サザンシアターで、こまつ座さんの第114回公演『紙屋町さくらホテル』を観てきました。
『紙屋町さくらホテル』、1997年の初演の主役の神宮淳子役は森光子さんだったのですが、わたしが観たのは、再演の宮本信子さんのとき、2001年の新国立劇場での公演でした。
それから、はや15年!
キャストもまるっきり入れ替わった舞台を、どの俳優さんが目当てということもなく、ただ『紙屋町さくらホテル』だから観たいと思って、観に行きました。
ちなみにキャストは、
七瀬なつみさん
高橋和也さん
相島一之さん
石橋徹郎さん
伊勢佳世さん
松岡依都美さん
松角洋平さん
神崎亜子さん
立川三貴さん
でした。
終戦の年の5月、広島。
紙屋町さくらホテルでの、特別な3日間のお話。
やっぱり、いいお芝居でした。
2回目でもやっぱり、笑えて、泣ける。
こんなに生き生きとお芝居をしていた人たちが、3か月後には……、と思うと、本当に胸が痛いです。
わたしは長崎県人なので、子どもの頃、8月9日が登校日で、毎年、戦争と原爆の話を聴いて育ちました。
大学に進学してから、それが全国的にはあたりまえのことではなく、沖縄広島長崎で育った子どもと、それ以外の都道府県で育った子どものあいだには、太平洋戦争についての知識量に大きな差があるのだということを知って、びっくりしました。
なので、こういう戦争について考えるきっかけになる舞台や映画は、とても意義深いと思います。
井上ひさしさんの舞台で一番好きなのは『父と暮せば』で、あれは広島原爆後のお話なのですが、これは同じ広島の、いわば原爆前夜。
広島に行くと死ぬ、と、占いに出た! と騒ぐ園井恵子(松岡依都美さん)を、笑うことができません。
3か月後にどういう運命が待っているかを、知っているから。
丸山定夫役は、前に見たときの辻萬長さんのイメージが焼き付いていたので、「高橋和也さんだとまだ若過ぎないかなあ」と心配していたのですが、いやいやお見それしました、見事に座長の存在感でした。
わたしの青春時代は「少年隊・男闘呼組・光GENJI」とともにあったので(笑)、高橋一也時代から、映画『ロックよ、静かに流れよ』やドラマなど、その演技を見守ってきたわけですが。
ここのところ、映画『太陽』、映画『海よりもまだ深く』と立て続けにスクリーンで拝見して、トドメにこの舞台。
何十年かぶりに(笑)、改めてファンになったかもしれません。
チケット取ったときは、高橋さんが出演されるのは知らなかったんですけどね。
大島輝彦役の相島一之さんもとても役柄にぴったり合っていました。
大島先生が泣きながら語るシーンで、わたしも泣きました。
戦後に再会するシーンから舞台が始まる、長谷川清と針生武夫。
15年前は、大滝秀治さんと小野武彦さんという豪華キャストだったのですが、今回の立川三貴さんと石橋徹郎さんも、なかなか見事な掛け合いでした。
長谷川清が昭和天皇の「御聖断」が遅かったと批判するくだり、15年前はどう思って聴いたのか覚えていないのですが、去年、映画『日本の一番長い日』を観たばかりなので、そうは言っても難しい情勢だったんじゃないのかしらん、と思ったりしました。
園井恵子が宝塚の男役の告白3パターンを演じてみせるシーンは、15年前のほうが笑ったかな。三田和代さんがうまかったんでしょうね。
ともかく、『紙屋町さくらホテル』、やっぱり観に行ってよかったです。
帰ってきてからウィキペディアを観て、2007年までの公演では辻萬長さんが長谷川清役だったことを知って、そのときの舞台も観ておきたかった、と後悔しましたが。
今回の公演は、カップル専用アプリ『Pairy』の会員特典を見ていて偶然見つけたので、ラッキーでした。
(『父と暮せば』も、また舞台で観たいなぁ。沖恂一郎さんのおとったんが忘れられません。)
昨日2016/7/6の歩数は、16,728歩でした♪
