2023年2月に見た映画の感想です。
無意識にネタバレしてたらゴメン。
かがみの孤城
主要キャストの数人が本職声優じゃないのが残念。
主人公の中学生こころは、同級生たちの嫌がらせのために徐々に学校へ行けなくなる。
両親は仕事で出てこころは家に一人でいるが、ある時鏡が光り吸い込まれると城にいた。
城で謎かけをする狼の面の少女と6人の引きこもり少年少女たちに出会う。
異空間に引き寄せられる不思議なパワーについては最後まで全く説明はなかった。
中盤になってようやく自分たちがどこの学校に在籍してるのかを話題にする。
まあ言いたくなかったんだろうね。
同じ学校で同年代なのに調べてもそれぞれが誰もいない……というところで2つ仮説を連想する。
パラレルワールド、あるいは異なる7つの時間軸。
ここまでくると種明かし感が強くなり、まとめに入ったなと感じてしまった。
異空間を構築する巨大なパワーはいったいどこからだったんだ…。
RRR
もってくれワシの膀胱!
~3時間5分~
膀胱持ちました!長かったなー。
全部説明しようとして時系列が前後するから長いのね。
冒頭誘拐される村の女の子がやたら歌が上手くて演技も過剰気味。
でも戦いシーン凄かったしスローがとても効果的だ。
格闘で人が絡み合ってるのなんか普通のスピードじゃ一瞬で何が何だかわからないと思う。
さらにすごいのは主人公たちの体力と回復力。
山育ちのビームがそこら辺の草wをすり潰して作る薬が傷だろうが骨折だろうがたちどころに効いて治ってしまう。
アカデミー賞の音楽部門で受賞したそうでよかった。
「ナートゥをご存じか?」で始まるパワフルな高速ダンスは圧巻だったなぁ。
バイオレント・ナイト
サンタ役デヴィッド・ハーバーはブラックウィドゥのパパ役の人じゃないか?
クリスマスイブ、バーには新旧のサンタがなぜかいる。サンタは複数いる模様。
老サンタは今年で引退すると言い一杯飲んでから屋上のそりへ。
パーティー中のある富豪の邸宅を訪れる(煙突から侵入する)と、そこはすでに武装集団によって家族全員が人質となっていた。
やり手ママが3億ドルを入れたという金庫の開け方を聞くため、家族は脅迫されているのだ。
強盗の一人に見つかってしまったサンタはクリスマスオーナメントをバール代わりに振り回す。
一家の孫娘が作ってたトラップはホームアローンのオマージュでしょう。
成り行きだが危害も加えられたし悪い子(強盗団)にはお仕置きをと、物置にあったハンマーを手にサンタ無双が始まる。
武器がハンマーな理由、そして一瞬出るサンタの正体はちょっと神話のようだ。
ノースマン 導かれし復讐者
冒頭やぐらから船の帰還を見つめる子が少女かと思ったら王子アムレートだった。
国王オーヴァンディル(イーサン・ホーク)と叔父フィヨルニル(クレス・バング)たちが遠征から戻り、グートルン王妃(ニコール・キッドマン)が迎える。
王の継承の儀式をするもすぐにフィヨルニルによって王は殺され、王妃は連れ去られる。
自分も命を狙われたアムレートはスキをついて小舟で島を脱出。
数年後……ここでびっくり。
アムレート(アレキサンダー・スカルスガルド)がムキムキに!!
いくら何でも数年てことはないだろう?
十数年かもしれないが、英語でa few yearsだったら数年と訳してしまう……。
ヴァイキングの戦士となり東ヨーロッパ各地で略奪を繰り返していたが、復讐の手がかりを見つけ預言者(ビョーク)にそそのかされアイスランドへ向かうことにする。
略奪にあった村人は奴隷として各地に売られるがそれに紛れフィヨルニルの農場に潜入。
アイスランドなので火山が活発で地熱で暖かいのかな?みんな薄着だ。
寒々とした風景の中、作物もほとんどなさそうなところで泥まみれになったり暴力的な競技に駆り出されたり、暗いトーンがずっと続く。
その中でオルガ(アニャ・テイラー=ジョイ)だけが白く浮かび上がる構図になってる。
なんやかんやあって王妃と王の関係を知った時がアムレートにとってはショックだったろう。
見てる方も「なんだそういうことかよ」となる。
最終決戦はSW Ep.3でオビワンとアナキンが決闘したような場所だった。