東京 国分寺「どりっぷ」を久しぶりに訪れた。
店主 川中さんの珈琲の淹れ方を参考、お手本としている。
ニュアンスを間違えた。
— しおぎ (@operaition) February 28, 2024
本物の珈琲は珈琲カップの最後の一滴まで“珈琲の香り”がする。
偽珈琲のコンビニ珈琲は香りがすぐに飛ぶ。 https://t.co/usDhoMvNWX
「どりっぷ」に初めて来た時。
店内の焙煎機が衝撃的だった。
珈琲は少しぐらい豆が悪くても焙煎で旨い珈琲を淹れる事が出来る。
珈琲は“焙煎が命”だと思う。
国分寺「どりっぷ」店主の川中さんの「珈琲に遊ぶ」を読んで珈琲の淹れ方を研究したのは2003年頃。
— しおぎ (@operaition) February 28, 2024
珈琲を紅茶のように沸騰したての100度のお湯で淹れるのはNG。香りコク重視なら抽出温度は93度94度位だけど90度がベター。川中さんが淹れる珈琲は完璧。 pic.twitter.com/pY4xYRgPzw
実家が一時は珈琲に拘りを持った喫茶店を経営していた。
喫茶店の裏には珈琲の豆だらけ。学校へ行くと『コーヒー臭い』と言われたほど、喫茶店の上の部屋で過ごすだけで珈琲の豆の匂いが染み付いたものだが、今の珈琲豆はすっかり洗練されてしまった。
その珈琲だが。
本当に勘違いをしてる人が多い。
『ス○バの珈琲は美味しい』と言う女に『珈琲の花を見たり匂いを嗅いだことはあるのか』と聞けば『一度もなし』。それで珈琲を評価するなと思う。そうすると『珈琲の花を知らないといけないのですか?』と言ってくるから面倒くさい。こっちはブラジルで納屋で寝泊まりして珈琲農園で働いてたんだw
— しおぎ (@operaition) February 28, 2024
因みにー。今はどうか知らないが。自分が南米放浪をしていた頃と、それとは別でブラジルへ行った1989年・91年の体験では。
珈琲の生産地ブラジルで珈琲を楽しもうと思っていると「珈琲ショック」を受ける。
ブラジルの良質な珈琲豆の輸出用で金になるので、珈琲農園で働いていても良い珈琲豆は飲めない。
ブラジル国内で出回っている珈琲も香りだけが良い味が悪い珈琲を飲む。世界一の珈琲豆の輸出量の国が消費は世界一で無いのが実態を語っている。
ブラジルでは一般的にエスプレッソかカフェオレで、エスプレッソは一口サイズのカップに真っ黒な濃縮されたものでブラジル人は砂糖をたっぷりと入れる。
日本の珈琲とブラジルの珈琲は全く別物と捉えた方がいい。
ペルーやボリビアの飲食店でへ珈琲を頼むとカップとネスカフェとお湯をテーブルにドン!と出されるだけ。
日本でおかしな喫茶店の珈琲やコンビニ珈琲は論外・評価外のもの。評価が出来るレベルではない。
それを評価する・評価しようとするのはどうしたものかと思う。
本物の珈琲は。
“珈琲の花”の匂いがする。
ほのかにジャスミンの香りがする。
珈琲の花は短命なので見た事がないのも仕方ないが。
そこが珈琲の基準。
5年前だったか。
「どりっぷ」店主の川中さんが『豆を輸送する時の管理の仕方が悪くなっている』と言っていたが、珈琲の香りにも影響をしていると思うので、正統珈琲でも“花の匂いがしない珈琲”が多くなったと思う。
今や街には“花の匂いがしない珈琲だらけ”。
「正統珈琲」と「珈琲もどき」はハッキリと分かれているが、“もどき”がなにをやろうが“正統”を超えられないのに街では大きな顔をしている。
珈琲だけの話でなくー。
人自体が“人間もどき”になっているので“もどき”を許している。
“もどき”を許さないと自分が“霞む”からだ。
今。“本物”“正統”がどんどん霞んでゆくが。
既に人が霞んでいる。
外は晴れてるのに雨の中を歩くかのように霞んでいる。
オレは正統珈琲しか飲まない。