は?

 

翔のセリフに眼が点になる。

 

 

「俺と愛し合う喜びより羞恥や恐怖が勝っているんだろう。

未知に対することにそれは仕方がない。

でもヤッテみれば、怖さよりも幸せが勝つ。

怖さなんか感じられないほどどろどろにしてやるから」

 

「・・・・・羞恥心は?」

 

「それもぶっ飛ぶ」

 

 

それは、、、すごい自信、、、だね。

 

なに?翔ってそんなに経験豊富なワケ?

 

ふーん、、、翔がそういうなら、もう訊いちゃえ。

 

 

「ていうか、最後までやるの?」

 

「もちろん」

 

「エネルギーを得るのが目的ならフェラ止まりでよくない?」

 

「それじゃ、つまらん。

それに愛し合うのが最大の目的。

エネルギーを得るのはついで」

 

 

あんなにエネルギー確保に騒いでいたのに“ついで”扱いになっちゃったよ、、、。

 

 

「そうなんだ・・・、じゃあ、聞く。

・・・どっちがどっち?」

 

「・・・・・潤が生け贄だから俺に食べられて?」

 

 

そこで可愛く首を傾げないで。

 

そうだとは思っていたよ。

 

ちらりと翔を見上げると期待に眼をキラキラさせながら首を傾げたままオレの返事を待っていた。

 

ここまでオアズケはヒドイよね。

 

カズとやらに“ヒトデナシ!!”とか言われそう。

(人じゃないのはそっちだけどね)

 

、、、、、うん、よし。

 

翔にゆだねてしまおう。

 

オレは翔の伴侶で生け贄だもんね。