「あああっ!!もうっ!!」

 

 

突然の潤の大声にビックリして眼を覚ました。

 

ガバリと飛び起きる。

 

な、な、な、な、何事!?

 

すっごい心臓がドキドキいってる。

 

休日で睡眠もバッチリとれていた俺は潤の踵落としなく眼が覚めた。

 

のは良かったが目の覚め方が普段とあまり変わらない気がする、、、。

 

どっちも衝撃だもんな。

 

まあ、それは置いといて声の主がいるはずの場所をみる。

 

悲鳴ではなかったから焦ってはないけども、、、。

 

俺の枕の上ら辺が潤の寝床だけど、潤はそこで腕を組んで仁王立ちしていた。

 

ぎろりと俺を睨む潤。

 

お、俺何かしましたでしょうか、、、?

 

、、、焦った方が良かったかしらん。

 

 

「あ、あの、潤、さん、?

いかが、なさいました、か?」

 

 

おそるおそる潤に問いかける。

 

寝相が悪いから俺の鉄建がふってきたとかじゃないよな、、、?

 

いびきがうるさかったとか?

 

いや、それはいまさらだもんな。

 

潤の怒りの原因がわからない。

 

潤が口を開くのを待つ。

 

 

「メールがすごいんだけど!!

時間問わず夜中にバンバンと!!」

 

 

メール、、、?

 

 

「“1000万円あげます”とか“クリックするだけで400万円”とか!!

あげくの果てには“麗子のお家に遊びに来ませんか?”ってなに!?」

 

 

それは明らかに迷惑メールじゃねぇか。

 

今までだって来てたんじゃないのか?

 

潤は頬を膨らませて怒っている。

 

 

「今までの迷惑メールは横文字のDMっぽいのがほとんどだったのに、夜中から急に出会い系のメールがきはじめたんだ!!

オレというものがありながら何やってんだよ!?」

 

「いやいやいやいやいや!!

潤!!それは誤解だ!!

それだってどうでもいい迷惑メールだ!!

お前がいるのに俺が出会い系に手を出すはずがないだろう」

 

「本当にか!?」

 

「本当だって。

そんなのに手を出す暇があるならお前と一緒に美味い物を調達しに行くぞ?」

 

 

潤と過ごす時間が一番大切なんだと説明する。