【J】

 

 

 

 

「・・・おい、潤。

何、可愛いことしての?」

 

 

翔くんの声が聞こえたと思ったら、むんずと手を握られる。

 

えへ♡起きちゃった♡

 

 

「すごーい♡

間近で見ちゃった、触っちゃった♡」

 

「・・・お前はまだツルツルだもんな」

 

 

そう言って顎を触られた・・・と思ったらそのまま顎に指がかかってクイってもっと顔を上げさせられた。

 

そして口唇にチュッと軽くキスされた。

 

すごい!!スムーズ!!さすが、翔くん!!!

 

手馴れてる感満載!!!

 

って感動している場合じゃなかった。

 

 

「ね、ね、翔くん、昨日の夜の僕のテクどうだった!?

良かった!?

女の人より良かった!?」

 

「いや、潤、起きぬけに何だ?

何で女がでてくるんだ?」

 

「昨日ね、実は翔くんはスルなら女の人の方がいいんじゃないかって思って。

でも、僕は翔くんを誰にも譲る気ないから、テクで翔くんを離れないようにしようと思ったの」

 

「・・・お前はまた突っ走るな・・・・・」

 

「だって僕は翔くんじゃないとダメだけど、翔くんは女の人でもいけるんでしょ?」

 

「・・・俺も潤だけだよ。

お前だったら性別はどうでもいい」

 

「ホントに!?

ムキムキでもいいの!?」

 

「ムキムキになる前に体力つけろ。

やっぱり1Rで終わったじゃないか」

 

「だってすっごく気持ちよかったんだもん。

僕ももっとしたかったけど、眠気が勝っちゃったんだもん。

そうだ!!じゃあ、絶倫めざすね!!」

 

「・・・それは是非頑張れ」

 

 

ちょっと翔くんに呆られたけど、そういうことだよね!!

 

でも、絶倫ってどうやったらなれるのかな?

 

カズと一緒に調べなきゃ。

 

 

「でも、せっかくお前にヤル気あったなら今からするか。

・・・まだ枯れてないしな」

 

 

そんな声が聞こえたと思ったら僕の視界が反転した。

 

あっという間にすっぽんぽんになる僕。

 

・・・・・あれ?

 

そっか、絶倫ってこういうことなんだ。