どうも目黒です。


お久しぶりのブログでございます🙏


さて、今回は予てから自分のSNSでは露出をしておりました新しいサーフロッドの詳細やら開発記やらを綴って行きたいと思いますのでご興味のある方はどうぞお付き合い下さい。


まずは今回新たにサーフロッドを作る事になった経緯です。


理由はいくつかあるのですが1番は新しい素材の普及、技術の進化を目の当たりにした事です。


前回私がBuddyWorks社で監修したDoubleCannon Striker&Breakerはとても自分に合っていて使用感も良く、今でもとても良いロッドだと自負しております。


しかし、開発から4年も5年も経つと現在の最先端のハイエンドロッドに比べると少々劣る部分が出て来ました。


Striker&Breakerもそうですが、これまでの各社ハイエンドロッドは主に高弾性のカーボンを使用してパリっと張りがあり、反発力が強く、硬く、高感度、でもガラスの様な脆さがありました。


高いのにすぐに折れたと言う声を良く聞きますが、残念ながら「高い=破損しない」ではないのです。


参考まで素材の弾性と強度のグラフを貼っておきます。



しかし、技術の進歩は凄い物でここ数年でTORAYCA®️第三世代カーボンのM40X(高弾性)とT110G(中弾性)が釣り竿をにも導入され始めました。


この2種のマテリアルは過去の素材を大幅に向上する性能を持ち、ロッド性能を飛躍的に進化を遂げる素材と言われています。(上記のグラフを見てもその強さが分かると思います。)


しかし、いくつかのメーカーがこの素材を使い竿を使っていましたが実際に使用してみても巷で豪語される程の劇的な変化、進化はない様に感じていました。


しかし「これまでの竿と大した差は出ない」と思っていたのが覆されたのはAPIAの竿を触った時でした。


Foojin'ZやRSを触った時は飛距離も出る、パワーもある、軽く、感度も高い、シーバスを釣るには最高だな、でも自分の求めるサーフロッドには向かないブランクかな❓そんなイメージでした😅


しかしどうでしょう、ロックフィッシュロッドのBRUTE S911MHを触った時にその印象はガラリと変わりました。


まず強い❗️


パワー&トルクは正直Breaker以上です。


そして軽い❗️


このパワーで165gしかありません。


そして物凄い飛距離❗️


9フィート11インチのロッドでオフベイト40gが楽に110m以上飛んで行きました💦


そして何より凄いのは全く折れる気がしない事です。


これはBRUTEに限らず、ZやRSにも言える事なのですがキャストやファイトに物凄い安心感があります。


例えるならばこれまでのハイエンドロッドの高弾性ブランクは触っても分かるくらい硬くガラスの様な物でした。


APIAのブランクは何でしょう、例えるなら麦わらのルフィかな❓笑


ゴムを硬く圧縮した様な感じです。


イメージ湧くかな⁉️😅


釣り竿というのは何枚ものカーボンシートを巻いて作ります。


そのレシピはもう色々と言うかビルダーそれぞれの味というか色が出るのだろうと思います。(自分はどの様な物を作って欲しいと言うだけで細かい技術やレシピ等はわからないのです。)


APIAは宇津木社長自らが設計をし、工場に入り、試し、竿を作っています。


今回はそんな宇津木社長の作るTORAYCA®️第三世代カーボンを使用したブランクに心底惚れて「このブランクで自分の竿を作りたい」と思ったわけです。


タイミング的にBuddyWorksでは管理やアフターが社長1人では大変な様で次回作のロッド制作は断られていたた事、代わりにADUSTAでのロッド制作の話もありましたが1年待っても全く進まず頓挫した為、今回は宇津木社長にOEMでの制作を頼みJOKER'Sブランドのロッドを作る事になりました。(今の所この竿の販売はAQUA COLORSでの専売を予定しております。)


まずは10フィートジャスト、最高の素材と最高のブランクでDoubleCannon Strikerの上位互換のロッドを出す予定でいます。


長くなりましたので詳細はまた次回に。