・休日の弥生の日差しに身を温め町屋の雛を妻と親しむ

上の一首は今から8年前 家内と二人で昔の村上の城下町を訪ね「町屋の人形さま巡り」に行った後で詠んだ歌である 代々受け継がれてきた雛人形を町屋の人たちが思い思いに飾る それを順に観て周るのだ


・春分けてさくらほのほのふわひらり虫百千鳥入り乱れつつ

・はるわけてさくらほのほのふわひらりこげらのつがいのうかれいずるひ

※「さくらほのほのふわひらり」は何かの折の娘の表現である