今さら聞けない!?水草水槽、基本の「き」~その③
こんにちは京都の水草レイアウト専門店Aqua Shop WASABIです
当店では、10月、11月と新規水槽立ち上げのお客様が大変多く、多忙を極める中、BLOGがずっと書けない状況が続いておりました
前2回に渡ってお送りしました『今さら聞けない!?水草水槽、基本の「き」 シリーズ』が、全3回のうち2回目で止まったままとなり、気になっていた方、大変申し訳ございませんでした
ということで、今回はその第3回完結編を書きたいと思います
かなり間が空いておりますので、当ブログは前2回分を先にお読みください
さて、コケを出さずに水草がドンドン育つ環境作りにはどうすれば良いか、ということなのですが、第3回の今回のブログでは、水槽が以下の状況にある時はどうすれば良いか、について
魚とエビのフン、尿 + 餌の残りカスから出る汚れ < 水草の栄養吸収量+ヤマトヌマエビやオトシンクルス、サイアミーズ等の掃除処理量
こうなった時によくありがちな症状としては、
水槽内にコケはないけど、水草の生長イマイチ、水草が赤くならない、水草の色が全体的に薄い、水草がエビの食害を受ける。といった状況
これって、完全に貧栄養素の環境なんですね
栄養が無いから水草が生長不良を起こし、色抜けが起こる。
さらに、餌となるくコケが全く出ないため、エビやオトシンがハラペコになり水草をかじりだす
ボルビティスやミクロソリウム、アヌビアス、モス、オンリーなシダ系陰性レイアウトなら全然OKなのですが、有茎草レイアウトの場合には、どうも色乗りが悪い、イマイチな水景になってしまいます
解決法はいたって簡単で、しっかり液肥を入れることですね
普段、カリウム、微量元素をしっかり入れていても上記のような状況になってしまう場合には、窒素に加えて鉄も入れていくと有茎草の生長不良、色抜けは劇的に改善します
つまり、水草の栄養吸収量=液体肥料の栄養素+魚・エビが水を汚す量 というバランスが完全に取れると、ピタっとコケの発生も止まり水草の状態も上がります。これが100点の水草水槽維持方法
で・す・が、更にもっともっと有茎草の状態を上げて行きたい!!
もっと、水草の色を鮮やかにしたい!!となると、どうすればよいか?
それには、液肥添加をややオーバー気味にすることですね
水草が吸収できる限界量のほんの少し上回る量の液肥を添加することです
そうなりますと、もちろんコケが出始めるのですが、その微妙に出てくるコケをヤマトヌマエビ、オトシンクルス、サイアミーズで完全に駆除して、コケをゼロにする
これが120点のパーフェクトな水草水槽のキープ法ですね。
ただし、とてもシビアな液肥管理が必要となりますので、上級者用のノウハウですね
液肥添加量がオーバーしすぎると、コケ取り部隊の仕事量が追い付かず、コケ水槽になりますので
そんな感じで全3回に渡ってお送りしてきましたが、分かりやすくまとめますと以下です
・コケが出る原因を全て潰す。生体数、水草の量、換水回数、ライト点灯時間、濾過槽のチェックなど。
・液肥はしっかり入れる。※使用している水草の品種、量により添加量は調整する。
・ヤマトヌマエビ、オトシンクルス、(場合によりサイアミーズ)はしっかり適正数を入れる。
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