適正数について考えるッ!回答編 | AQUA SHOP wasabi ブログ「京のわさび」

適正数について考えるッ!回答編

こんにちはみずがめ座DASH!京都伏見の水草専門店Aqua Shop WASABIですニコニコパー

さてさて、本日は、昨日のBLOGの続きについてですチョキ


水草水槽を維持するにあたってどちらがベターなのか?

というお題を昨夜、出題させていただきました!!


皆様はどうお考えになったでしょうか?



クローバー生体少数、肥料少な目、で維持している水草水槽(二酸化炭素添加有り)

クローバー生体多数、肥料多目、で維持している水草水槽(二酸化炭素添加有り)


当店では、店内展示レイアウト水槽で、密かに上記の実験を行っていたのですが、

想定していた以上に顕著な結果が現れましたラブラブ!



はい!実験結果は、

後者・生体多数、肥料多め」で維持した方が、水草が活き活きと育つ結果となりましたクラッカークラッカー



もちろん、生体少数、肥料少な目で維持するとコケまみれになる、というリスクは避けられるのですが、水草の成長はさほどでもなく、絶好調まで持っていくことはできませんでしたガーンあせる


一方、生体多数、肥料多めで維持した水槽についてですが、生体多めといっても、水槽のサイズに対してあまりにも過密といった意味ではなくホドホド。

肥料についても、規定量を大幅オーバーして入れるといったことはしておりませんニコニコパー


あくまでも、生体、肥料ともに少し多いかなぁ~といった程度にとどめておりますグッド!


実験水槽では、トリミングを繰り返し行っていたため、ヒョロヒョロになって、ほぼ茎だけ坊主状態の有茎草になってしまっていたのですが、見事に綺麗に復活アップしました!


↓当店の常連様は良くご存じだと思いますが、ひん死状態だった後ろの有茎草がこのように復活しましたヨアップ
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ひん死の時の写真をこれまた取り忘れました・・・

綺麗な時はガンガン写真撮るのですが、悪い時は写真取り忘れしてしまいます

スミマセン・・・



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↑同じく、ヒョロヒョロだったミニM水槽のインディカも見事復活!!

再度、同じく、ひん死状態の写真を撮り忘れ・・・あせる



で、上記水槽へ添加していた肥料は、

ADA STEP2、ブライティK、スペシャルSHADEの3種類を毎日添加しておりました!!

※スペシャルSHADEについては、水槽に発生する藻類の状態を見つつ添加です。


すると、みるみる調子を取り戻し、引き抜いてしまおうかと思っていた有茎草群が、モリモリに育ち始め、トリミングした後の茎の断面もほぼ見えなくなっておりますドキドキ


ここで要注意としましては、生体増量、肥料増量、CO2添加増量とすると、

ヤマトヌマエビの増量が必須となります。


かなり多めに入れても、食害されることは滅多にありません。


理由としては、肥料増量によって出てくる藻類の量も増加するので、そちらの処理にヤマト君が追われるため、結果的にバランスが取れる。

発生する藻類の量=ヤマトが食べる藻類の量。



あと、この水槽のメリットとしては、水草が元気に育つことにより、成長スピードが上がり、コケが水草に付着することが大変少なくなります音譜


みなさんも良く経験されていると思いますが、

早く成長するロタラ系にはコケがつかないけど、成長の遅~い水草(アヌビアス、ブセ、クリプトなど)ってコケにやられやすいですよねあせる

成長が遅い水草は、コケの格好の餌食になってしまうわけです。


だから、水草の成長を早めてやると、コケにやられるリスクが減るのですアップ



以上、いいことづくめなのですが、最後に一言。

この水槽環境を実現するには、濾過バクテリアの働きが非常に重要となります!!


生体が多く、肥料が多いということは、それだけ水が汚れるってことです。

そーなると、しっかり濾過が機能しないと、瞬く間にバランスを崩してしまう恐れがありますドクロ


そこで、水槽サイズにたして、より大き目で余裕のある外部フィルターを選ぶこと。

濾材もできるだけ多孔質で濾過面積の大きいものを使うこと。


セット初期は濾過が弱いため、生体数少な目、肥料少な目で維持すること。

そして、時間が経過して、濾過が絶好調になったときに、生体多め、肥料多め環境へチェンジするこが大切です。



水槽環境のバランスを取るといった意味では

、生体少な目、肥料少な目でも良いバランスをキープできるのですが、

やはり、より高い次元(生体が適正数いて、必要十分な肥料濃度がある水槽)でバランスを取った方が、水草にとっては非常に好ましい環境といえるかと思います!!



水草が綺麗に繁茂している自然の川って、やっぱり、生物数も多く、肥沃で少し汚れ気味ですしね!

(貧栄養素を好む水草、湧水に生息する水草は例外ですが)



ダラダラと書いてしまいましたが、ご清聴ありがとうございました

また、色々と実験結果が出ましたら、その都度BLOGでご紹介したいと思いま~す目



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