「背くらべ」 | いずみ先生のひとりごと

いずみ先生のひとりごと

相模原市中央区東淵野辺(最寄駅;古淵)でピアノと音楽の個人レッスンをしている辻田いずみのピアノや音楽についてのブログです。



本日は子供の日ビックリマーク
ということでそれに因んだ歌を紹介します

「鯉のぼり」(2種類あり)は
昨年だかに紹介しましたので
今回は背くらべ
ずっと歌碑を巡りたいと思っていた
この歌碑をも訪ねて
昨秋に行ってきましたので
その写真なども一緒に
ご紹介します。

富士山 富士山 富士山 富士山 富士山 富士山
背くらべ
作詞;海野厚
作曲;中山晋平

 柱の傷は一昨年の
 五月五日(いつか)の背くらべ
 粽(ちまき)食べ食べ兄さんが
 測ってくれた背の丈
 昨日(きのう)比べりゃなんのこと
 やっと羽織(はおり)の紐の丈

 柱にもたれりゃ すぐ見える
 遠いお山も背くらべ
 雲の上まで顔出して
 てんでに背伸びをしていても
 雪の帽子を脱いでさえ
 一(いち)はやっぱり富士の山
富士山 富士山 富士山 富士山 富士山 富士山

写真の歌碑は静岡の浜松市曲金にある
西豊田小学校の敷地内にあります。
事前に見学したい旨を伝え、
中に入らせてもらいました。

この歌詞の作者、海野厚氏(本名;海野厚一)が
この曲金に住み、
この学校の卒業生であることから
この小学校で昭和35年に
創立85周年の記念として
建てられたそうです。

体育館の入ってすぐには
肖像画もありました。


因みにこの「背くらべ」の視点は
弟のものですが、
実際の彼は長男で
勉学のために上京したものの
病弱でなかなか実家に帰れず、
弟たちや妹たちに
会えないことから
彼らの視点で書いたと言われています。

また病気から28歳の若さで
亡くなっています。

小学校の隣にある法蔵寺には
彼のお墓があります。

アップちゃんと案内有。


現在はたくさんの建物が立っていて
富士山どっちはてなマークという感じでしょうが
当時は綺麗に見えたのだと思います。

また賃貸マンションなどに
住んでいる方は
柱に印を付けて
背を測ったりしないでしょう。
(貼り付け用の長細い紙を
見たことはあります)

いろいろと時代で
変化していってしまいますが
行事だけは日本人として
残していきたいものですね。
(今日は菖蒲湯に入れるかなラブラブ)