3月31日生まれ | いずみ先生のひとりごと

いずみ先生のひとりごと

相模原市中央区東淵野辺(最寄駅;古淵)でピアノと音楽の個人レッスンをしている辻田いずみのピアノや音楽についてのブログです。

<3月31日生まれの音楽家たち>
本日で3月も終わり、
いよいよ新年度が始まります。

気持ちも新たに、と
思っている方も
多いでしょう。
そういう意気込みは
大事に、
そして初心忘れるべからず、
ですね。

では本日分をどうぞニコニコ

音譜ハイドン(フランツ・ヨーゼフ・ハイドン;Franz Joseph Hydn)
  1732年3月31日~1809年5月31日(享年77歳)
  オーストリア;ローラウ
  作曲家。交響曲104+数曲、
  弦楽四重奏全68曲、オラトリオ「天地創造」など

  彼の作曲した弦楽四重奏は以前、
  アントニー・ヴァン・ホーボーケンなる
  人物に全83曲とされていました。
  しかし中には偽物も多くあったため、
  現在では68曲となっております。

  ハイドンもベートーヴェンや
  ショパンらと同じように銘があります。

  上記のように交響曲と
  弦楽四重奏の数が多いことから
  「交響曲の父」または「弦楽四重奏の父」です。

  中でも馴染みのあるのは
  交響曲第94番「驚愕(きょうがく)」でしょうか。
  最近では分かりやすく
  「びっくり交響曲」などとも言われています。

  その曲を作った経緯については有名ですね。
  当時の音楽家と言えば
  王侯貴族や教皇の雇われ者。
  道化師と同じ扱いで、
  音楽を作り出す職人のように
  思われていました。

  その音楽は食事やパーティなどを
  盛り上げるBGMのような扱いで、
  一応椅子は並べて音楽会とはいうものの
  おしゃべり重視の社交場となっていました。

  せっかく一生懸命に
  寝る間も惜しんで書いた曲も
  これでは…作曲者も浮かばれません。

  そこでハイドンが考えたのがこの曲です。
  今ではハードロックなど
  大きな音は山ほどあるため、
  あまり驚きませんね。

  おそらく現代風には
  ホフナング式にいくといいでしょう。
  (それともバズーカを持ってくるか、
  はたまた会場をぐるっとスピーカーで囲むとか…)
  ホフナングが分からない方は
  DVDを検索してみてください。

  また彼の奥さんのマリアは
  悪妻で知られています。
  彼のおかげで生活が出来るというのに、
  音楽を全く理解しなかった彼女は
  彼が書き上げた楽譜を
  鍋敷きやケーキの台紙にしたそうです。

  けれどもハイドンも我慢強く、
  彼女が生涯を閉じるまで
  離縁はしなかったとか。

  だからといって
  何かが付くほど
  真面目だったかといえばそうでもなく、
  マリアが亡くなったら
  愛人であった女性と
  さっさと結婚しています。

  それに「悪妻」と題名の付いた
  作品まである次第ですので…
  これは彼なりの
  仕返しだったのかもしれませんね。
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音譜下総皖一(しもふさかんいち)
  1898年3月31日~1962年7月8日(享年64歳)
  日本;埼玉
  作曲家。
  「ゆうやけこやけ」「たなばたさま」など

  彼の門下生には
  團伊玖磨や芥川也寸志、
  佐藤真などがいます。

  そして彼自身はドイツ留学中に
  ヒンデミットに師事しています。

  上記の曲は皆さん良くご存知ですね。
  その他にもピアノ曲や管弦楽曲は1200曲以上、
  全国の校歌や応援歌は
  800曲以上作ったそうです。

  そして何よりも
  作曲家としてだけではなく、
  音楽教育にも力を注ぎました。

  埼玉県の大利根にある
  道の駅に下総皖一の像があるそうです。
  これからドライブにはいい季節ですから、
  お出掛けの際に
  ちょっと寄ってみてはいかがでしょう。
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音譜青島広志(あおしまひろし)
  1955年3月31日~(現在61歳)
  日本;東京
  作曲家。
  「マザー・グースの歌」「イソップ動物記」など

  彼の名を初めて知ったのは
  高校のときの合唱で歌った
  「マザーグースの歌」でした。
  冗談音楽にも属する
  彼の曲の構成には、
  はじめ皆戸惑い、
  上手く表現できなかったように思います。
  (ま、最後には
  「大根踊りをしますので、許可下さい!」と
  本番前に言った同級生がいましたが)

  また彼は少女マンガ研究家という
  別の顔を持っています。
  そんなことからでしょうか、
  合唱曲「森のなかの小さな生きものたち」
  という曲の中で
  漫画家の大島弓子が作詞をしています。

  メディアに出るようになってからは
  その面白さから注目されてきました。
  著書も面白く、お勧めは「楽典のススメ」です。
  が、もしかしたら現在は
  手に入りにくいかもしれません。
  「やさしくわかる楽典」も同じような内容で
  近年見かけましたので、
  本屋さんなどで探してみて下さい。

  またコンサートも
  本当に全国各地で開催しています。
  中には無料コンサートなども
  あるようですので、
  ホームページなどで
  チェックして
  是非足を運んでみてください。

  因みに2016年は
  既に9月まで予定されていました。

  青島広志公式ホームページ