たなばたさま | いずみ先生のひとりごと

いずみ先生のひとりごと

相模原市中央区東淵野辺(最寄駅;古淵)でピアノと音楽の個人レッスンをしている辻田いずみのピアノや音楽についてのブログです。

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今日は七夕です。
昨日に引き続いてイラストを描いてみました。
色鉛筆なのでちょっと画面だと見づらいかもしれません

七夕の由来は皆さんご存じの織姫・彦星の物語で
中国から伝わってきたものです。

が、実は様々な行事が混在してしまったとも言えるかもしれません。
先祖に豊作を願う+裁縫上達祈願(乞巧奠)+盂蘭盆会(仏教のお盆)
=七夕のようです。

そして「たなばた」という音。
「棚幡」というお盆の精霊棚のことで
語源は古事記の中で歌われた「淤登多那婆多」から。
(しかしそれをそのまま訳すと機織りの女性)
詳しくは様々な方がネットで述べていらっしゃるので
調べてみるといいと思います。

         
たなばたさま
作詞;権藤はなよ/林柳波 作曲;下総睆一

笹の葉さらさら 軒端に揺れる
お星様きらきら 金銀砂子

五色の短冊 私が書いた
お星様きらきら 空から見てる
         

この中の「五色の短冊」にも意味があります。
この五色は「黒・白・青・赤・黄」
中国の五行説にも関連があり、
「黒=水、白=金(鉱物)、青=木、赤=火、黄=土」を表します。

ただそれですとこの七夕の「儀式」の意味が不明瞭ですので、
ワタクシは五臓六腑を色で表していたということから
健康祈願だと思っています。
(因みに五臓六腑それぞれに「音」も当てはまるそうです)

今では折り紙で代用するパターンが多いようですので
様々な色がありますね。
それはそれでいいかなと思います。

因みに中国では裁縫上達祈願の意味が濃く、
「五色の糸」を飾るそうです。

今年は関東甲信越では梅雨明けしました。
まだ気温が下がりませんので熱中症に気を付けながら
夜空を見上げてみてもいいかもしれません。