古典文学の「梁塵秘抄」。
![book1.jpg](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fblog-imgs-50.fc2.com%2Fa%2Fq%2Fu%2Faquasprings%2Fbook1s.jpg)
読み方は「りょうじんひしょう」です。
編纂したのは前回の大河ドラマでも多く顔を出した後白河院。
(とはいってもワタクシは見ていないのですが)
彼の周りには白拍子という芸子さん+舞妓さんが
数多く出てくると思いますが、彼女らはこれに関連します。
因みにウィキペディアで調べると「梁塵」とは
名人の歌で梁の塵すら動いたということから優れた歌のこと。
そう、この本の中身は「今様」と呼ばれる当時の流行歌なのです。
後白河院は子供の頃からこの「今様」に「嵌って」いて
それが高じて20もの巻に編纂しましたが、
そのほとんどは失われているようです。
(どこかの蔵でひょっこり見つかるといいですね)
この「今様」、現代の流行音楽J-POPと言えるかもしれません。
というのも恋愛を歌ったものばかりでなく、社会風刺、動植物への愛情、
親子の愛情、神仏への信仰など多岐に渡り、
現在の我々でも理解できる心情なのです。
庶民から出た歌でしたが、次第に貴族にも広まり、
先ほど記述した白拍子はその道のプロで、
西洋のピエロの様にお抱えの、としたようです。
もし興味のある方は是非。
ワタクシは角川ソフィア文庫で読みました
(ハードカバーは嵩張るので買わない主義)
10代の頃は古典が苦手でしたが、
現代訳や解説も付いていて読みやすいデス
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fblog-imgs-1.fc2.com%2Femoji%2F2013-05-01%2F706765.gif)