様々な視点で学んでみた、これまでの考えを纏めていきます。
ホームページを開設するにあたって、 ひとつずつのテーマについて、順次挙げて参ります。

私は浄土宗の学校で幼児教育を学び、五年間、浄土宗のお寺で保育に従事しました。

訳あって、母子家庭で子育てをして参りましたが、いつも心に言い聞かせていた事は、

「社会のお陰で不足な家庭でも無事に子育てが出来る世の中、社会にお返し出来る子供を育てさせて頂いている。社会のお役に立てる子を育てる責任がある。」

という事です。

そして、縁あって、大阪  茨木市に居を構えて十七年ほどになります。
ここ、茨木市は比較的長閑な町です。歴史的由来のひとつに茨木童子の言い伝えがあります。

そのふたつを融合させた独自の観点から、現代の子供達を取り巻く環境、とりわけ、発達障害の問題について、改善と解決に取り組みたいと思います。

そのうえで、そのふたつも含めた基礎となる観点をひとつずつ、紹介させて頂きます。

要約すると、
全ての子供は、

   神の子   仏の子   

であります。
そして、神仏はひとりひとりの心のなかに既に存在します。

昭和天皇は「仏の子」に対して
「 みほとけの 教へまもりて すくすくと 生い育つ べき 子らに幸あれ」と歌を残されました。

私の視点は
「神仏習合」から始まり、そのなかでも「浄土宗」の影響が大きいと思います。

今日は「浄土宗」の保育理念を紹介します。
 

ほとけの子はつよい、くじけない。
ほとけの子は人と人の深い絆にむすばれる。
おさない生命が鼓動するこのひと時に、仏の智慧(ちえ)慈悲(じひ)をはぐくむ。
ヒトが人としてあるための人間の根っこを、深く広くたくましく育てる。
からだに、こころに、生きる力とやさしさを。
歓喜、躍動、挑戦。いのち踊(おど)る体験のくりかえし。
感動、深呼吸。
深く吸い込んだ息で、生きるよろこびを歌うために。
浄土宗(じょうどしゅう)のお念仏は、完全なる人格を尊ぶ声。
阿弥陀(あみだ)さまの慈悲の光につつまれて、だれもがみんなほとけの子となる。
浄土宗保育は、輝くほとけの子を育てる保育です。