先週国立劇場に行って来ました。
演目は「三人吉三巴白浪」と「奴凧廓春風」

いかにも新春にふさわしい。


まずは「三人吉三~」
和尚吉三は幸四郎さん、お坊吉三は染五郎君、お嬢吉三は福助さん。
お坊とお嬢の二人の心をたちまちのうちにとらえてしまう
懐の広い和尚の役がぴったりな幸四郎さん。
元は良家の子息だったことが端々からうかがえる染五郎君。
いかにも娘らしいたおやかさやしおらしさといなせな男ぶりを兼ね備えた福助さん。
三人とも役柄にぴったりで見ていてとっても美しい!
ちょっと切ない結末なのに、見終えた後は気分すっきり。

最後の立ち回りは圧巻だった!


次に「奴凧~」
幸四郎さん、染五郎君、そして金太郎君の高麗屋三代揃い踏み。
金太郎君が見得を切る場面の愛らしいこと!
こんな贅沢な共演を生で見られるなんて本当に幸せだ。
大猪との対決も迫力満点!