ひまわりひまわりひまわりひまわりひまわりひまわり

20196月に16w1dにて人工死産をしました。
尿路閉塞による巨大膀胱でした。
自分の心の整理の為に書いています。
ご理解ある方のみご覧ください。

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今日、私の誕生日ですニコニコ

30歳になりました〜


私の人生で大きな病気といえば

子宮筋腫の手術をしたこと。


あとは、小さい頃に

肺炎やらなんやらで入院した事が

あるのは記憶にあったりなかったり。



でも今はこうして健康でいられる事に

感謝しています。


両親にも感謝ですね。




前までは、

誕生日になったら

いよいよ里帰りだ〜爆笑!!


なんて思ってたけど。


はるとの人工死産の事もあって、

こんなに自分の誕生日が

どうでも良いのは初めてです…


はるとが年を重ねられないのに、

私がのうのうと年を重ねる事に

なんの意味があるんだろう…



早く3回目の生理を迎えて、

赤ちゃんが欲しい…




1回目の生理が終わったぐらいから

基礎体温を測ってるんですけど、

妊娠前以上にダメダメですもやもや


高温期がほぼないチーン



人工死産ではるとを失って、

更に基礎体温ガタガタ。


妊娠出来るかどうかの不安……



さいあく。








そんな今日は、この本を読んだ感想を。


この本を図書館で借りた時、

ページの間に以前借りた人の

貸出レシートが入っていました。




日付は1年半前の年明けの日付でした。







あぁ…この人ももしかしたら、


同じような経験をしたのかな……







って……

お正月明けにも関わらず

辛い思いに耐えてたのかなぁ…




この事があって、


共感した…は何か言葉が違うか。


安心した…も違うかな。


親しみを覚えたというか…


1人じゃないって思えたというか…


心が救われた…が一番近いかな



うまく言葉じゃ言えませんが、

暖かい…感情が生まれました。




その方は、違う本も借りられてました。



私は初めて見たタイトルでしたが、

それも流産死産に関する本のようで…




私が勝手に感じた縁ですが、

次はその本を読んでみようと思ってます。











この「誕生死」という本は

とても丁寧に作られていて、

本題が始まる前に

妊娠・出産に関する用語説明が

書いてありました。




以前読んだ

産声のない天使たち と同様に、

体験談を読む事が出来ます。


この「誕生死」という本が

流産死産の社会的認知度を上げた

きっかけの本だという事を知り、

興味を持ちました。



流産死産関係の本を読んでいると、

大抵の方が出産が近い時に

突然死産になってしまった、

という話が多いような気がします。



私のように、妊娠16週での経験談は

ほとんど見たことがありません。


なので欲をいえば、

人工死産の苦悩を体験された人の

話も読んで共感したい気持ちが

うまれました。



そこで思ったこと…

出産が近い人は

出産がどのような流れで進むのかを、

プレママ教室なんかで

教わったりするんでしょうか。



私は、


「さぁ初めてのパパママ教室を

予約しようおねがい!」


と思った矢先の出来事だったので、

参加する事はありませんでした。



そして人工死産するとなっても

誰もお産の進み方、産後の母体について

教えてはくれませんでした。


病院側からは、


「この週数では帝王切開の方が危険なので

下から生みましょう。」


というような事を言われただけでした。


(※私は2年前に子宮筋腫の

腹腔鏡手術をしており、

今後の出産は帝王切開で!

と言われていました。)




産まれる16週まで妊婦健診で1度も

「赤ちゃん順調ですね。」

と言われたことのない私にとっても、

出産なんてずっと先のことで

まだ知る段階ではありませんでした。



だけど、人工死産を決めてから

入院して検査して処置が始まって…

どんどん先に進んでいく。



「私」のことなのに、

どこか「他人事」に思ってる私もいて…



次々に襲われる痛みに

ただ耐えるしか出来なくて…


もうちょっと情報が欲しかった…


こういう事って、

医療機関側からの提供がなければ

私達は知る術がありません。


何が出来て何が出来ないのかが

そもそも分からないのですから。


そして当事者の母親に至っては

突然の「死」という現実を突きつけられ

冷静にいられる精神状況下ではありません。


悲しいですけど、

医療機関が何もしなければ

私達が冷静さを取り戻したとき

ただただ泣き寝入りするしかない

状況になる可能性が高いです。



それは、この本でもあとがき等で

とりあげられていたし、

多くの天使ママさんが多かれ少なかれ

実家されていらっしゃる事だと思う。



よく天使ママさんのブログや

本で体験談を読んでいると、


エコー画像を見ると、

心臓がピコピコ動いてるのが

分かるんですよね?


私の場合は、心臓はもちろん見るけど

膀胱ばかりエコーされていたので、

ピコピコしている記憶も、

音が鳴った記憶もありません…


実に残念なことをした……


まだ胎動も感じる前だったし、

我が子が「生きている」っていうのを

エコー画像ですら

感じることが出来ませんでした。



次に妊娠が出来たとしたら…

もう少ししっかりと

我が子の生き様を見てあげたい

そう強く思います。






この本を読んで共感したり

感動したものを

少し紹介したいと思います。



ママのお腹に赤ちゃんが生まれた。


お子さんが発した言葉ですが、

なんて素敵な言葉なんだろうって

心の底から思いました。


とても的を射ていると思います。



日本の法律では、

憲法により基本的人権が保障され、


「私権の享有は、出生に始まる。」

(民法第3条第1項)


と条文化されています。


私権とは、《私人 対 私人》における

法律(民法など)の事で、

《私人 対 国家》と対比するもの。


そして自然人としての人権の

発生時期は【出生】によるとされています。


(自然人とは、法人に対比する言葉です。)




問題は、じゃあ出生っていつ?”という

疑問が出てきます。




赤ちゃんが頭から足まで

全部生まれた時?


少しでも頭が出てきた時?


そもそも、胎児としての誕生が

出生とみなされる?



民法では上記以外にも学説がありますが、

最初に提示したものが

通説となっています(全部露出説)。



母親の立場、感情としては、


「いや胎児でも立派な人間だわパー


って思いますけどねもやもや



話がだいぶ脱線しましたアセアセ


法学部卒なので懐かしくて

色々書きましたが、

卒業して何年も経ってるので

間違ってたらすみませんガーン



ぐだぐだ書き連ねましたが、

法律がなんと言おうと、

胎児となる受精の瞬間から、

「ママのお腹に赤ちゃんが生まれた」

事は、紛れも無い事実ですキラキラ


こんなステキな言葉が

もっともっと世に広まってほしいおねがい







おなかの子を亡くすというのは、

母親である「私」に起こったことで、

夫とは悲しみを分かち合えない。



これも、めーーっちゃ分かるえーん


私は、例え胎動を感じてなくても

赤ちゃんの存在を意識しているし、

産まれるその瞬間まで

24時間一緒にいましたもんね。


それに比べて夫は。。。


ただでさえ男性は赤ちゃんが生まれてから

パパになっていくというのに、

その赤ちゃんさえいなかったら、

パパスイッチは入らないんでしょうね…


知らない間に赤ちゃん出来て、

知らない間にいなくなった。


的な……えー





“妊娠は病気ではありません。”

みなさんはこの言葉を安心材料として

使いますが、とんでもないことです。

病気じゃないから怖いんです。


⇨それな真顔




健康体

病気の体

妊娠中の体


3種類あると思う。


決して病気じゃないからと言って、

健康とイコールという訳でもない。


妊娠初期に、隣県程度ですが、

「マタ旅しよ♬」と

思っていた自分をぶん殴りました。




英語では、おなかの中で亡くなった

ケースを“Stillborn”と言います。

日本語では単に「死産の」と訳されますが、

“Stillborn”には、

「それでもなお生まれてきた」

という深い含みがある



これは衝撃的でした。

この本を見て初めて

こんな英単語をしりました。


これ、本のタイトルにもなりそう!キラキラ


こういう思いやりのある

表現がステキですね。



そうだよ、はるとだって

辛い運命を背負わせてしまったけど

それでもなお生まれてきてくれた!


母親としての役割は少ししか

果たせなかったけど、

それでも産まれてきてくれて

本当に嬉しかったなぁ




本を読むって良いですね。


図書館には色んな本があるから

久しぶりにたくさん利用しています。



また紹介したい本があれば、

ブログ記事にしたいと思います。