★ブレアウィッチプロジェクト
演劇のシアターワークを思い付いた。

善福寺公園の森とか、劇場とか、暗い廃墟とか借りて、

「王子神谷の悪魔についてご存じですか」
と役者に聞いて、
(王子神谷の悪魔、というネーミングもくじで決める)
アドリブでいろいろ噂話をする
「40年くらい前に工場がたくさんあったころに、、」
「その話はやめよう」
とか
「私は子供の頃に、荒川のほとりでそれを見たことがある、ずっと変な躍りをおどってて」とか
最後に王子神谷の悪魔の役者が舞台か映像で現れてみんなの噂話を再現する、みたいな。

暗闇のなかで声だけがする、というのはとてもよい。

まあでも仲間割れパターンはほんとにつまらない。停滞がすさまじい。やっちゃいけないパターンだな。
でも仲間割れが感情を大爆発させてすごい乱闘になってると見がいはある。


テントのまわりで子供の声がする、ってすごく日本的な怖さだと思うのだがそういうのもあって、意外と日本とアメリカの怖さが二項対立で語られることが多いけど、実はそうでもないのかも。

闇のなかを叫びながら走れる身体表現ワークショップやりたいですね。

森のなかで地図がなくなることでとんでもない大喧嘩になる。舞台が1800年代でもいけるストーリーラインだ。


1999年の時点で、この映画とネットはクロスメディアで世界を掘り下げてった。
Lainとかもそんなだったかな。



★イーグルアイ
酒飲んでても息子からの電話に「あたしを裏切らない唯一の男からよ」っていう母ちゃんすてき。
シャイアラブーフ、モテる話の聞き方してる。
意外と結構面白い。
機械にはユーモアと嘘で勝つ。
あとは自己犠牲はもっとも非合理的な行為だから人間がそれをすると勝つ。
あと敵だった刑事が後から仲間になるのマジですき。
2008年の映画だが、スピルバーグは原作を1998年に考えていた。監視社会。



★カメラを止めるな!
前半の疾走感がすごくいい。そのあとのほのぼの感覚もよい。プロジェクトxが始まったような感じ。なにか(ここでは映画が好きな)を好きな人たちがたくさん頑張る、という、第二の青春みたいな、主人公のおっさんとしての悲哀もあり、普通に楽しめた。
でも、こういうの海外のミニシアターとかでありそう。昭和のテレビも生放送のドラマがあったらしく、こういうことがあったんだろうなあ。
ヒューマンドラマとして質が高い。
ゲロ吐かれてもちゃんと芝居するし。それぞれの崇高なプライドが見えるのもよい。
オイディプスの悲劇は、「よかれと思って」の精神で産み出されたが、ここでは、みんなの善意の精神がいいものにできていて、爽快である

★ホーンティング
これがまたビックリするほどつまらない。何度か寝た。
得られる教訓としては、
尺稼ぎになりそうならそのシーンはカットする。
イラつかせる子役は出さない
途中からファンタジーにしない
どこかでユーモアを出す

ぐらいかな。
つまらない映画をみることで面白い作品が作れるだろうか?
監督は、スピードのヤンデボン。でも鳴かず飛ばすでおわったみたい。




★名探偵コナン ベイカー街の亡霊
あの切り裂きジャックをどう子供向けに料理したか気になってたからみた。
まず、二番目の犠牲者は史実と名前が違うし、その犠牲者と切り裂きジャックは親子だった、という史実よりもエッグい展開。
マジでリッパロロジストとか、研究者とか遺族の人たちに怒られるんじゃないのっていうことを平気でやってる。
でも、血が一滴も出ないほぼ史実無視のストーリーなのに、のめり込めるくらい面白い。
鯛を釣って、それの料理のしかたが、鯛のおかしらにステーキくっつけたみたいな、そんなかんじ。
ここまでやっていいんだ、という勇気をもらった。
もう切り裂きジャック系の資料は見なくていいや。

★ジェーンドゥの解剖 
途中でねこが死ぬときに、許さんぞ!と思った。
朝みたけど結構、来るぞ来るぞ感が強くて怖かったなあ


★ハッピーデスデイ
面白かった!
バカ女特有の、付き合ってられないくらいの変わり身の早さがよく出てた。
非常に面白い舞台的なアイデアも思い付いたし、よかった。
もしかしたら、これは亡くなったお母さんが守ってくれたのかもしれない。


★スピーシーズ 
エロいというか、この宇宙人は性交が目的なので、エロさは本質ではない。
むしろ、子供を産もうとしているところが、かわいそうだった、、、
後半の戦いは凡庸だが、いかに主人公がわを危機的状況に持っていくかが大事だなと思った。
エイリアンのデザインは明らかにギーガー的だが、本能的に恐怖を抱かせるようなものではなく、むしろかっこいい。
サムライミのスパイダーマンのグリーンゴブリンのデザインってここから来てるんじゃないの?
そういや、スパイダーマン2のドックオクの俳優も出てるし。
アルフレッド・モリーナ。

★死霊のしたたり 
見終わった後「いや~面白かった」とつぶやいてしまった。
あの蛍光する薬品はどうやって作られたのだろう…?
あんなの小道具で使えたら最高なのに。
あといい年こいたおじさん俳優たちが、ノリノリでゾンビや首だけの化け物を演じており、なんというか、いぶし銀の矜持を感じたよ。
普通のゾンビ映画とはなにか違う感じがする…バタリアンもそうだったけど、何がこのゾンビ映画を面白くしているのだろう。
登場人物たちの熱量か??
スイスから来たサイコパス医学生が序盤は近寄りがたくて気持ち悪く描かれてるのに、だんだん感情移入できるようになって、最後主人公の彼女を助けに来てくれる時なんてめちゃくちゃかっこよく見える!!なぜだ!!
なんかわからないけど、同性愛的な場面も多かった。気のせいかな。
衝撃的な事実。
「死霊のしたたり2」には、山形テレビが出資した(事業多角化の一環だったが、経営悪化の一因となった)

★怪物はささやく
何かが始まるときは、偶然何かが起きるおきは、風が吹くといいのか。
Huluで配信してたんだけど、見よう見ようとして1年たち、配信終了して結局GEOで借りた。見ればよかった…
家族の問題には、覚悟ができていなくてもやらざるをえないことがあって、本当につらいし難しい。



★イノセンス
ずっと目が離せなかった。
エヴァよりも攻殻機動隊のほうが好きだ。
いつから人は自分の目の前の現実を 現実ではないと 思う ようになったのだろう。
何が原因でそういう考えが頭をかすめるようになったのだろう。
ギリシャ哲学とかそういう時代でさえ 自分の現実目の前の現実は 全ての意味において本物だと思っていたはずなのに。


★スターシップトゥルーパーズ 
望みのものが手にはいると、人はよくも悪くも変わる。
すげーいいやつだったのに、分隊長の資格を持つと、主人公が拷問されてもニヤニヤしてたり。
でもそのあと仲間割れもせずいいやつのままだった。バイオリン弾くあいつね。

バーホーベン版のスターウォーズみたいな。
男も女も戦いまくる。戦争の時に男女平等になるという皮肉。
昆虫は人間を食うわけではなく、残忍に殺すことを楽しんでいる
根っからの嫌なやつはいないから、その点ではストレスなく見られる。
この映画自体が戦意高揚のプロパガンダ映画だから、根っからの嫌なやつはいないってことか。

赤十字のマークがあれば攻撃してはいけないというルールも通用しない相手にどうやって戦うのかって、これ、コロナににてるな。
てか、ズィム教官の俳優が、ハイランダーのクルガンだった。クランシー・ブラウン


★来る 
妻夫木聡が中心の前半は、三一の法則にしたがって、緊張感を高めればよかったんじゃないか、このえいが。
邦画で不気味な場面で霧とかがかかっても失笑ものなのなんでなんだろ。
柴田理恵がイタコ的なひとかな?
でも最後に、子どもの頭の中の夢を見せるのは、なるほど、と思った!
これで本当に邪気があの子どもから消えたことの証明として、物語上はなるからね。
いろいろあるけど、すげーおもしろかった。
沖縄もいて、韓国もいて、科学的なゴーストバスターズもいて、エクソシストがいなかったけど、まあ、難しい判断だよな。
韓国の霊媒のひと、めっちゃ踊ってたな。




★アンダルシアの犬
不安定な気持ちになったので、観た。
恐怖は、アナログだ。グラデーションだ。
いきなり女の目玉が切り裂かれても、「え、今何が起きたの?」感がつよい。
映画のシーンのカットというものはデジタル的に時空を切ってしまう。でもそれはフィクションだからだ。
現実は砂時計のように連続的だ。だから現実においていきなり怖いことが起きる、なんてことは、果たして本当にあるのだろうか?
外的な要因で、驚かされたり、悲しませられたり、怒られたりして瞬間的に強い恐怖を感じることはあれど、それも微分してみればアナログな恐怖の味わいかただ。

人間という、取るに足らないものたち同士が取るに足らない相互作用をし続けて、取るに足らないからこそ誰とでも代替可能であり、取るに足らない時間を無為に過ごしている。
あの男は警官にも誰にでもなれるし、扉もすり抜けられる。そして女は彼から逃れ、別の男が待つ砂浜へいき、かの男が持っていた箱をぞんざいに靴先で海へ捨てる。




★カリガリ博士
見終わったあとにさみしさ、むなしさ、あわれみを感じた。さよならを教えてというゲームを思い出した。
人間が演じるというよりも人間の肉体が演じることに意味があった演劇映画?のよえにとらえればよいのか。
舞台装置の歪み具合も最後のオチがあのようであれば納得できる。
舞台装置で感動することはほとんどないが、この映画におけるセットは素晴らしいと思った。

 

★エイリアン2
最後のビショップの台詞が聞けただけでもよしとしよう。
ピンチの上にさらにピンチを重ねさせるストーリーテリングをトレーニングしたい。

★揺れる人魚
糞映画。
最後らへん1.75倍速で観ても遅いわ。
女の人同士がいちゃついてたら売れるだろとでも思ってたのかな。

★リバイアサン
意外と淡々と進むので、見所は最後の海上のシーケンスくらいか?
エイリアン見終わったあとだからなおさらモンスターに迫力がなく、1時間半もちょっと長く感じる。
でもピーターウェラーの演技はやっぱり良い。

★デイ・アフター・トゥモロー
最後の「空気がみたことないほど澄んでいる」という台詞は本当に皮肉というか、ズッシリと重みのある言葉だと思う。人間が自然に負ければ地球自体は美しくなるという事実を叩きつけられているかのようだ。
それに根本的にはなにも解決していないし。

★フィラデルフィアエクスペリメント
てかあのヒロイン、主人公の孫とかじゃねえのかよ。
あとあの消えた町にもモデルとなった都市伝説あるのかな


★スプラッシュ
設定を現代日本に置き換えたら、なろう小説とかセカイ系だよな。。。
人魚だってわかった瞬間なにもできないトム・ハンクスに引いた。
前半と後半でこうもちがうのは、パラサイトとかににてる。
スケベな兄貴がめっちゃかっこいい。弟のためなら逮捕されても構わない
そして嫌な博士も良心にめざめる
ほっとけ、かまうな、は半魚人のモチーフか?
最後はすげーよかった。

★クリムゾン・タイド
いつも思うんだけど日本中の公園にサンドバックを置けば犯罪率下がるんじゃないか?と思ってる。デンゼル・ワシントンのサンドバック叩いてるのを観てそう思った
潜水艦のなかで内輪揉めしてたら、地上で紛争が終わってました、というストーリー自体が戦争への否定としてしっかり態度に表れている。そういう点でも素晴らしいなと思った。緊張しっぱなしで2時間終わる良い作品。

★ハンターキラー
ロシアより愛をこめて、とかにちょっと似てる。
本当の敵はこいつじゃない!みたいな。だがそれがいい。
そして、あのロシア戦艦を説得する場面も熱くてよかった。
「私が育てた。決して失敗しない」⇒確かに全く失敗せずに、ハンターきーわーが直接ロシアに攻撃することなく任務を完了した。あの伏線回収はすごい。
リアリティがない?そんなんわかってるわ!
あと、ゲイリーオールドマンは怒りんぼなだけでした。裏切者とかじゃなくてよかった。
騙されたとおもって観てほしい。
映画好きの金言に
「潜水艦映画にハズレなし」
というものがあって、この潜水艦映画はまさにその例に当てはまる。
しかも潜水艦映画の初心者向けにマジで最適で、過小評価された隠れた名作だと思う。
熱い‼️それだけ‼️潜水艦映画沼‼️

どうして潜水艦映画は面白いんだろう。
緊張感がずっと続くから?でも密室ものもそうだよね。でも、潜水艦映画は得てして登場人物たちが精神的にも物理的にも一方向に進まざるを得ないから裏切りとかそういうものがあまり起きない感じがする。
宇宙船ものとかだと、裏切りとか平気で起きちゃうし。うーん。
人はみんなが協力してなにかをする場面を観たい生き物なんじゃなかろうか。

★プレデター2
ドレッドヘアーの侍。
主人公の上司がちからがあって理解があると、ストーリー的に面白い。
最後に協力してくれるかもしれないし、裏切り者かもしれない。
主演のダニーグローバーはターミネーターのダイソンさんかと思ったけど違ったよ
半魚人の参考になるかと思ったら透明人間の参考になった。
都会というジャングルでは、ハンターよりもそこにすむ猛獣が強いということか
吹き替えでみたら主人公のぼやきがなんかコメディみたいだった。
最後の銃1715年にはあまり深い意味はなく、昔からプレデターいましたよってことらしい


★戦国自衛隊
手榴弾で馬が吹っ飛び転がるところがよかった。そして最後の寺の燃え尽きるところを見ている村の娘の顔もよかった。
「昭和の息詰まる空気より、、」みたいな台詞があってちょっと意外だった。
影虎が出てきたところからすごく面白いかも、と思ったけど、ここまで無機質にドンパチやられてもなあ。
角川映画って魔界転生が格別に面白すぎるんだよなあ。

★ザ グリード
ファムケヤンセン、ゴールデンアイやX-MENにでてる人だった。
前科に殺人未遂も。
元カレよ
この掛け合い面白い
あとお調子者の男女がいちゃついててもあんまりイライラしないのなんでだろ。
ポセイドンアドベンチャーの影響をもろにうけてる。
悪役がひどいしに方をするのでその点評価できる
監督のスティーブンソマーズはハムナプトラ1と2のひと。


★Uボート
攻撃が当たらなかった、避けられたといってそのあと騒ぎ出す。マイナスがゼロになっただけなのに。にんげんのさが。
コロナのワクチンが羽田についたと思ったら、今度は大地震。
そしてこの映画の結末。戦争に限ったことではなく、人間の感情が、その感情の伝わらない世界や時間に影響を与えることなどないのだ。祈りなど意味がない。
今日見てよかったかもしれない。


★コールドスキン
終盤が何故かわからんがすこぶる良くてびっくり。途中寝てしまったが、最後は言葉にならない深さがあった。
半魚人ならではの動きとはなんだろう。
これに出てくるモンスターはスパイダーマンやアイ・アム・レジェンドのモンスターのような動きで、泳いでるとき以外は半魚人と言いがたい。
僕が描きたいのは孤独である。異形とセックスしてしまうとそれは孤独ではないのでは?と思ってしまう。


★エイリアン3
バカ高い金を賭けて作られたB級映画。
8代目ドクターのポールマッガンが出ていたぞ。でも全然面影が無さすぎる。
密室で未知のものといかにして戦うか、みたいなことの参考にしたくて観たがあんまり。。。
でも自己犠牲のテーマ、ずいぶんとキリスト教的だが、まあ、全体のストーリーにも通底してるか。そこら辺大事だな。
最後、ターミネーター2のまんまじゃん。
あっちは溶鉱炉から親指出してたけど
こっちはチェストバスター出してた。

★エイリアン 4
上記の流れで鑑賞。
うーん、3よりはマシ。ドンパチもあるし。
でも、もっともっと登場人物が死ねば良かった。とくに車イスのやつとゴリラみたいなやつは何故最後まで生きてるんだ?最後まで好きになれなかった。
途中から「死ーね!死ーね!」と思いながら観てた。別にいいだろ、どんな鑑賞態度でも。
でも一個だけ秀逸だなと思ったのは、
「トラブル中のトラブルは二つのトラブルを解決する」という法則を見いだせたこと。
エイリアンに寄生された男を可哀想だからと助ける。
すると博士が女の子を人質にする。
トラブル中のトラブルが起きてるわけ。
すると、男の中からエイリアンが飛び出して、博士を殺す。
他のみんなでエイリアンを殺す。

このようにエイリアンに寄生された男と行動するというトラブルと、裏切り者の博士が女の子を人質にするというトラブルが一気に解決される。
トラブルが多ければ多いほどそれを組み合わせて2つが一気に解決する展開にすれば良い、と改めて気づかされた。

★アビス
途中からコメディになってないかこれ?
大佐が誰からも慕われてなくて草。
ディズニーシーの海底二万マイルはこの映画を手本にしたようなストーリーラインだ
後半の緊張感と壮大さは素晴らしく、夢中で見れた


★ヘレディタリー
さほど怖くなかった。昨日(塞ぎ混んでた一月2日)観ればよかった。
家族が徐々に崩壊する様子が、幽霊とか関係なく怖いというひともいるかもしれんけど、本当に崩壊する家族は一瞬で壊れるし、外部から(たとえかりそめであっても)の救いとなるヒントのような人物もいないし、家庭内別居が親子、夫婦間で何ヵ月も続くだけだから、この家族は(母や娘が死なれたこと以外は)まだまだマシだと思った。
ミッドサマー同様、このアリ・アスター作品も僕にとってはちょっと腑髄の多いブラックユーモア&セラピー映画。


★ブレインデッド
初代の死霊のはらわたに匹敵する、荒すぎるがゆえのエグさのグロ。それにジョー・ダンテっぽさも加味してる感じ。
最後は非常に爽やかに終わるが、それまでの内臓と血しぶきの多さは異次元。
介護や子育てのしんどさをソリッドに表してるような感じもした。
どこで親から離れればいいんだろう。
そんなことも頭をもたげる。
ゾンビ映画はそんなに好まないんだが、これは面白かった。
もしかしたら僕はゾンビ映画の傑作と言われてるものばかり観てるので、普通レベルのゾンビ映画はスルーしてるだけかも。


★海底二万マイル
正直こんなに悲しい話だと思ってなかった。おっさんたちの、友情、努力、勝利みたいな話だと思ってた、結構後半まで。
あの時代でどうやってここまで撮影できたのだろう。撮影規模は地獄の黙示録くらいすごかった。

★ファインディング・ニモ
まあ、泣けるよね。
でも、再会の場面はもっときれいな海の方がよかったんじゃないかなあ。

★ポセイドンアドベンチャー
中学のときの大好きな英語の先生がめっちゃ面白かったって言ってたのを覚えてたのもあって観た。
最初の船は本物だと思ってた。そしてあの津波の映像で、模型だったことがわかった。
ジーンハックマンはYoung Frankenstein 盲目の男
とかスーパーマンのレックスルーサー。ジーンハックマンみたいな、イケメンじゃないけどめちゃくちゃ人間味ある俳優を主役にする度量が今のハリウッドにあるだろうか。ない。
神への反抗をする牧師というシーケンスは面白かった。
全体的に宗教観が強いよね、地獄から這い上がるみたいなかんじ。
やっぱ役者はマイクを音割れさせるくらい叫んでナンボというか、それが醍醐味だよな。
裸の銃を持つ男の、レスリーニールセンも出てた。

★大アマゾンの半魚人
ジキルとハイドの次は半魚人で脚本を書きたくてみた映画。
半魚人の映画で名作と言われるものはこのオリジナルともうひとつはたぶんシェイプオブウォーターしか出てこないんじゃないかと思う。
それもそのはずその半魚人のデザインが あまりにも素晴らしいからだ。
まあすこし、中だるみしたけどそれでもやはり面白い。
最初、半魚人が女の人の足をなかなかさわれないの、なんかシャイでかわいかった。

★ア・ゴースト・ストーリー
前半若干冗長だなと思ったが、幽霊になってからは舞台のウソ(こちらからは幽霊が見えるが登場人物には見えない)
といった演出があり、個人的な興味をそそられた。
寝取られることが一つの男性における本能的な怒り・恐怖。
幽霊=透明人間であり、幽霊の視座は、観客の視座そのものでもある。
生者中心主義を相対化できるように表現した作品。
布の中に人が入っていなくても動かすことができれば、いきなり、ふっと、布がぺしゃんこになることもできるのか。
死者が死ぬと過去に戻るのは面白いモチーフ
以下、個人的なメモとして転載。(https://cinemarche.net/lovestory/ags-movie/)
「ベートーベンの第九は素晴らしい曲だから語り継がれている。だがしかしそのうち人類は滅びる。太陽系が崩壊し宇宙もいつか消える。」彼は「だから全ての創造物には意味がない」と言います。
「歓喜の歌」はシラーというドイツの詩人が1786年に親友との友情に感動して書いたもので、その一節に下記のような言葉があります。
地球上にたったひとりでも、同じ心を分かち合える人間がいる者は歓喜せよ
そのような存在を見つけられなかった者はこの輪から涙ながらに出て行くが良い
自分を愛してくれていた人間が、存在の証を残してくれた。
自分の人生は無意味ではなかった。


言語(話し言葉・聞こえる言葉)ではなく、触覚によって紡がれる物語。
そういう点で特殊な位相にある映画。


僕は幽霊も神様もいないと思って生きてて、宗教そのものを信じきることができないから救いを求めることができない。
それでも妙な信念があって
「 本能的な決断の可否は死ぬ瞬間の自分が 今現在の自分に向かって『やれ』『やるな』と言っている」と思っている。

人間は生まれた瞬間から 歴史が始まる。そのとき 初めて 時間が生まれて 無から未来へと 進みだす。
人間が死ぬときはその逆が起こり得るのではないか。つまり僕が死ぬ直前、時間は僕の意識が持つ限り過去へと進みだすのではないか。
死ぬ瞬間の俺が 出来る限り 後悔 しないように 過去に戻っていくつかのポイントで 俺に 無意識からアドバイスしてきてるんじゃないかと思う時がある。
死後の世界はない と思う。でも死ぬ直前の俺は絶対的に存在していて 何が起きるか分からない手前の状態にある。
この映画を見てそのように感じた。

 

★ゴジラVSコング
【結論】
優勝でした。最初のオープニングで心捕まれた。。。
コロナ後、興行収入No.1になったのも当然‼️
例えるならば、2001年宇宙の旅とダイハードとLEONと半沢直樹をいっぺんで楽しめます‼️‼️‼️‼️
4DXではゴジラの放射熱線を本当に肌で感じられます(物理的に)

#GodzillaVsKong
#ゴジラVSコング

前回の作品の超次元のテンションとゴジラRESPECTからすると、人間パートちょっと堅実につくられてあって笑った。
当然、ゴジラ全作観てる僕はゴジラ派なのだが、始まったとたんキングコングを好きになった。やるときはやるキャラクターで、なにより子どもと心を通わせることでキングコングの内面を推し量ることができるから。
途中でゴジラとコングが、言葉ではなく眼と叫びによって語り合う場面があった
(そう見えたのは僕だけかもしれないが)
ゴジラは、コングに  どうして人間の味方をするんだ!お前はわからん❗
と言っている感じがした。
そして共闘。熱いよねえええ!!
4DXなのに不思議と頭がいたくない。

オープニングで、歴史の映像の首脳の目線にモザイクいれて怪獣のことについて話すあれ、マジで引き込まれた。
怪獣は歴史そのものなのだ。

もちろん、観たあとは、スッキリ感。心に優しく爽やかな風が吹いてるだけだ。

あの女の子が、キングコングとゴジラの仲を取り持つときに、キングコングにゴジラも家族だ、って言ってあげれば、涙腺崩壊したかも。笑



★オーシャンズ
もし地球から自然が消え去ったなら、水族館や動物園に展示される動物たちは、永遠に失われた多様性の淡い影でしかない

人間に傷つけられても、生き物は声をあげることはない。
生き物たちの悲痛な叫びは、人間に届くことがない。

★キャストアウェイ
満たされる空虚さ
美しいほろ苦さ。
一時間半くらい、トム・ハンクスの本当に一人で島で暮らす映像が流れるが、ここが一番引き込まれる。
ロバート・ゼメキス監督作品だった。

★モスラ(1996)
最初、子供映画にしては長いなと思ったけどあっという間だった。
戦う場面がたくさんあるのと、怪獣というより巨大な生き物のドキュメンタリーを観てる感じで、台詞が少ないのが良い。
あと、こういうジュブナイルものは主人公の親の、奇異な現象に対する理解が早ければ早いほど良い

★ライフオブパイ
衝動的に観て良かった。
でも、自分で咀嚼するにはなんか時間がかかりそう。
途中、明らかに3Dを意識した場面があって
ああ、こういう楽しみをすればいい映画なのかな、と思ったら、最後の最後でなんとも言えない、次元を越えた話になった。
すごく稀有な映画だと思う
トラやハイエナは獲物を前にすればそれを食わずにはいられないが
ギリギリになってなにか物事を止められるのもまた、人間の特権なのだろう。

★吸血鬼ゴケミドロ
役者と脚本がいい。テンポもよいし、みな、真に迫っている。演出もおどろおどろしくてとてもよい。
和製遊星からの物体X、逆ポセイドンアドベンチャー、みたいなかんじ。
吸血鬼というよりも、ボディスナッチャーズのようなかんじ。


★ゼロの未来
監視機能としての神。
管理は管理される側からの レスポンスを求めレスポンスがなければ非常にいらだち、無力になるが
監視は違う。監視は 監視される側が 監視できる範囲にいればそれ自体がレスポンスになる

★バベル
悪いことはしていない。ただ愚かなことをしただけ。「言葉と心が通じない」殺伐とした空気のなかで、見えてくるものがある。
金を受け取らない現地人、最後まで子供たちを心配する乳母、
役所広司は日本語を話しているのに、なぜか字幕を読んでしまっている自分がいた。
「BABEL」という映画をみた。
菊地凛子とブラッド・ピットが出てるやつ。
言葉も心も通じない。というテーマだけれど、むしろ言語や文化が異なる相手同士では、行動によって通じあうものがあるということを強く認識させられる。
また、なぜか、多様性、多様性といって、覚悟も哲学もなく興味本位でスラムツーリズムをしようとする人間たちのことを想起した。


★GODZILLA
マグロ食ったほう。
ゴジラのハリウッド版ではなく、原子怪獣あらわるのリメイクだと思えば、まあ普通にB級として多少見所あるのでは?
ゴジラが卵を産むアイデアは面白いけど、結局ジュラシックパークみたいだった。

★大巨獣ガッパ
めっちゃ面白かった、、、
合成が美しい。怪獣映画で背景がきれいだななんて思ったのは初めてだ。
あと、怪獣が親子であるというだけで結構いいドラマが作れるし、人間どうしも変な仲違いもなくストレスなく観れる。
特に前半の雰囲気作りは見事で、何が起きるのかわかりそうでわからないかんじがとてもよかった。全体的にすごく精密に作られてる感じ。
あとなんかぐんぐん動くカメラワーク

★シャークネード
1.75倍速で観た。さいごらへんの畳み掛けはよかったんじゃない?


★グエムル 漢江の怪物
韓国映画は生々しいのがいい。
殴る蹴るも男女関係なく本気だし。
最後は娘は死んでるらしい。

★禁断の惑星
合成技術がすごすぎてそこだけあとでCGにしたのかなって思う。でも1956年の映
画。
人間の暗い精神面が重要なファクターなのだが、ロビーというロボットがいることで
全体的に明るいムードが維持されている。
あと、イドの怪物も本当にすごい。生身の実写の人間があのアニメーションに振り回
され、攻撃を受ける場面もどのように合成したのか全く分からない。
ストーリーは期待していた以上のものではなかった。


★緯度0大作戦
当時の日本で最も素晴らしい特殊効果のオンパレードだと思う。
ストーリーはそんなに深くもないが、ラストはちょっとひねくれていて謎を残す感じ。
何よりも岡田真澄がイケメン過ぎる。

★ザダイバー
めっちゃいい。ほんとにさいこう。
ロバート・デ・ニーロの後半の裁判は、彼にとっての贖罪だったのだろう。
上に従い続けてそれが間違いで自分もボロボロになったことなども引っくるめた、贖罪だったんだろう。
かっこいいものをつくりたくなった。


★タイタニック
恋愛ものあんまり好きじゃないんだけど、
ローずが斧持ってきて、ジャックが「はい!」って手錠をきってもらうように手を伸ばすとか、そういう相手との無言の信頼関係が出てくるとグッとくるなと思った。
現代パートが頗るよい。あそこをもっと長く見たかった。
後半の沈みかけてからが、前半とは全く別の映画のようで、面白い。

★ロミオ+ジュリエット
最初の40分はよかった。
最後の手紙の場面、あれはいただけない。
2回目の車の登場でさえロミオは心待ちにしてたのだから、郵便を見過ごすのは無理がありすぎる。
あと、ジュリエットが生き返るときロミオがジュリエットの一挙手一投足を見逃すはずがない。「生きてるみたいだ」って何度もいってるんだから。
でも自らの死ぬ瞬間を、自らが思う最高の場面として選択できたのだから、これは最上の幸福な終わりかたではないか?と思わせる見せ方をしてくれた。
邪魔物がいない水入らずの形で死ねたのだから。
2021年3月11日にこの映画を見たので、その思いがどうしても強い。


★海底軍艦
なんというか、人は過ちを繰り返す、という話だった。
日本対欧米だった第二次世界大戦
そして戦後になり
戦後の日本対旧日本海軍
そして
主人公達対ムー帝国

ムー帝国の皇帝一人が爆発する故郷である海へ死ぬ覚悟で戻っていく。
ここまでしなければ、始まってしまった闘いは終わらない、ということなのだろうか。

★アクアマン
いいね、大好きだ
潜水艦のなか、しかも魚雷の隣でどんぱちしまくってたら沈むだろ‼️と思いつつもテンションがぶち上がるので問題なし‼️
敵側にも熱い人間ドラマがあり大変よい。
大事な話をしてるとかならず爆発が起きるのはいいドラマツルギーだと思う

★アトランティス 失われた帝国
なんで人気がでなかったんだろう。
結構悪くないと思うんだが。

★フォロウィング
ずっと観たかったクリストファー・ノーランのあれ。
時系列をいじくる系の、ノーランが得意とするところのやーつ。
刑事はジョン・ノーランでクリストファー・ノーランの叔父。バットマンにも出てる。
そういや主人公の家の玄関にバットマンのシール貼ってあったし、重要人物の名前がコブ。
僕の脚本はまだ時系列いじくらなくていいかなあ。
殴られたのはクラブの従業員だったのか。


★トレインスポッティング
ヤりまくる男女が糞をぶちまけたり、自作のセックステープが出回っても、僕には全く関係の無い世界なのでざまあみろとしかおもわない。共感性羞恥心が全く無いのふしぎ。
この映画で流れてる時の音楽が本物のユーロビートな感じがする笑
よくおれ、2016、2017年に自殺したり薬物したり詐欺やらなくて済んだな。
臆病なだけだっただろうけど。

トレインスポッティングを観た。
その前に伝説のカルト映画エルトポも観てるから今、「向こう側の虚無感」に苛まれている。

観終わって何故かこんなことを思った。

社会人になったら、仕事か家庭(自分と自分の連れ合いで自主的に作った共同体としての家族)が人生の中心になる。
僕には後者がない。
だから一般論からすれば会社での仕事が人生の中心であり事実その拘束時間が一日のなかでもっとも長い。
しかしながら自分が死ぬ瞬間、あるいは美しい景色を目にしたときのように人生を振り返る瞬間に人生の中心、もっとも長く拘束されているはずの仕事を少しでも思い出すだろうか?その可能性は極めて低い。
誰しも学校での思い出に拘束時間がもっとも長かった「授業」の内容など1%も覚えていないのと同じ。

それを補って余りある程の表現における精神が動く「経験」をしている。
演劇ばっかりやってるとこうなる。

それでいいと思える人生が死ぬまで続いてほしい 。


★エルトポ
完全に裸体で銃だけ持っててもすごく弱く見える。
裸の少年が敵の拳銃を奪うときに敵がなにも抵抗しないのを観て、これは真面目に観てはいけない映画なのではないかと思った。
と思ったら最後までみると寂寥という言葉がよくにあう映画だった。
俺も、手足がない男たちと同じで後ろ楯がなくなったら銃を持った女に無様に殺されるのだ。
「高尚な概念と卑俗性が境界線なく交錯し、かつエンターテインメント性を兼ね備えた美しさ」
マットマックスとかブルース・リーの死亡遊戯みたい。


★リトルショップオブホラーズ
ギリシャ悲劇のコロスの手法をしっかり使ってるし、ユニバーサルスタジオのアマゾンの半魚人のミュージカルやビオランテなどにもものすごく影響を与えたに違いない。
しかもヤバイ男にくっついて病んでる女の人も出てくるし先見の明がすごい
なによりもオードリー2がかっけえ。
あと、音楽がディズニーっぽいと思ったらそれもそのはずアラジンを担当した人が作詞してた。
 
★カウボーイ&エイリアン
うーん。そんなに面白くなかった。
でもチューすると腕輪取れるのは笑った。
クレイグとハリソンフォードで、インディジョーンズ最後の聖戦的なのを作りたかっただろうけど、それにしてはユーモアが無さすぎる。

★GODZILLA 怪獣惑星
なんか盛り上がらない。
大事なところで盛り上がらないのが大人みたいな 感覚がこの作品に支配的に存在しているように思われる。
もういいじゃん。ゴジラが 放射熱線吐く時ぐらいはもう激しくドンパチやるのがいいじゃん。
たまには子供に戻っていいじゃない
一個だけすごく良かったのは主人公の声優さんは宮野真守さんで、すごく面白い人というイメージがあったのだがエンドロールまでその人だと全く気がつかなかった。

★GODZILLA 決戦増殖都市

たくさん専門用語を並べれば世界観の構築になるって言うのは完全な間違いであるということを教えてくれる映画である
そもそもタイトルにゴジラって書いてあるのに 1時間経ってもゴジラが出てこないっていうのはどういうことなんだ
飛ぶことができるロボットの名前は、ヴァルチャーじゃなくて、ガルーダとかガイガンとかそういうもので良かったんだよ
そもそもメカゴジラシティがメカゴジラになってゴジラと戦うみたいなそういう展開が望んでいたのに ため息ばっかりついてしまった

★GODZILLA 星を喰う者
恋愛要素いらないな
重力波によって時空が歪んでいるっていうのは面白い
「40秒前に私たちは死んでるって言うの?」はゾッとした
キングギドラとの戦いはすごく良かった
最後の主人公側と地球人たちの交流で地球人達に女の人しか出てこないっていうのが凄く気持ち悪い
結局その地球人たちは 主人公たちの供物でしかないようなそんな感じがする

★ロストバケーション
主人公が性格も頭もいいからすごく応援してた。いつのまにか、カモメにたいしても応援してる自分がいた。
鮫を殺したときの主人公のなんとも言えない顔もよい。