・TAKESHI’S

なんか、みたっぽい。美輪さんがでてらしたので、見たのだろう。寺山修二っぽい部分があった。さほど、ってかんじ。

・この子の七つのお祝いに

本当に怖かった!最高!! 寺山修司とかどーでもよくなるくらいの世界観、人間観だと思う、悪人が一人もいない、まばたきしないという非人間性、母と娘が、女という生き物であるということ、それほど生にたいして執心するということ。

そして重要なのは、誰も悪人ではないと言うこと。そしてそれは、全員が悪人である、という安易な逆転にはなり得ないのだということ。怖いから襲い掛かることに、善悪のバランスがあるようにも感じる。

・LUCY

脳を100パーセント使ったら、というはなし。ただ、ちょっと血が出るのはよろしくない。脳が展開するとなると、身体を意識させる描写はあんまり無いほうがいいんでないのかな。最初長いし。でも、映像のアイデアとしては面白いんじゃないの?フィフスエレメントや、レオンの、リュックベッソン監督が作ったものだが、この監督は「中学生的感性」を持っているとよく言われる。

・死霊館

ジェームズワン監督のホラー映画なんだけど、もうちょっと、やりすぎてほしかった、「デッドサイレンス」くらいの過剰な演出と美意識が僕は大好きだったんで、そこを期待していたんだけど、事実に基づいた話だったようで、躊躇したっぽい。でも、怖い人には怖いと思う。

・七人の侍

この飯、疎かには食わんぞ。  三船敏郎かっこいいよ。三時間あるはずなのになんで全然飽きないんだろうな、ほんとに。

・用心棒

三船敏郎演じる侍と、拳銃使いが戦う物語。この続編が椿三十郎。

・椿三十郎

一秒で一人斬る三船の殺陣、そして、王道を行くユーモア。だらけすぎず、タイトすぎない。娯楽映画としても本当に特別な存在だと思う。

・蜘蛛巣城

シェイクスピアのマクベスをモチーフにした黒澤映画。三船の首に矢が刺さるシーンは「!?!?!?」ってなって、何回もDVDを

巻き戻して再生しましたwwwそれほど、信じられないくらいリアル。当時の観客はドンだけ衝撃だったろうか。

霧の中から城が現れると言う演出も世界初らしい。マクベス→クモノス→蜘蛛巣

・隠し砦の三悪人

スターウォーズの元になった映画。マツジュンのほうじゃないよ。人の多さ、建物のどでかさ。 児玉清がどっかにでてるらしいんだけどほんとかな、ほんとなんだろうけど。

・生きものの記録

階段の上のほうから下がっていくのは、狂気から真人間か。集団という非人間性か。

・ロボコップ(リメイク)

サミュエルジャクソン、必要なのか??ターミネーターでもよかったんじゃないのかなあ。あ、でも、巨大なロボットはコマ送りではなく、CGで滑らかに動いていたのは本当に素晴らしかった。小学校のとき、オリジナルのロボコップ

を、友達の家でみたっけなあ。あの友達の家で出されたお味噌汁が、死ぬほどまずかった・・・

・相棒劇場Ⅲ

はっきりいいます。駄作です。単なる右翼批判の映画になってしまった。

ネタバレするけど、犯人は、細菌兵器を作っていた。それは国防のためだと。そこで犯人は右京に「この国は平和ボケの病におかされてる」という。右京さんは「あなたもおかされています、国防という名の、流行病に。」

・・・・へ?

ちょっとまてよ、と。

相棒劇場版では、3人も殺害し、大規模なマラソンが行なわれる東京中に爆弾を仕掛けた犯人に対して、その犯人の事情から

「あなたの気持ちは、よくわかります。あなたのおっしゃることはただしい、僕もそう思います。ですが、あなたの選んだ方法は

間違っています」

とまで、犯人に同情してるのに!?

劇場版Ⅲの犯人は一人しか殺害していないのに、なんでつまはじきにするの!?

右京さんなら、「国防という名の流行病に」とは絶対に言わないよ。

「どんな理由があるにせよ、殺人を犯したあなたに、国防を語る資格などありません」

こういうのが右京さんだろっつーの!!右京さんは、右翼左翼的な考えの彼岸にある正義だけに動かされ、なおかつ動かすんだよ!!

だから最近僕は相棒を見ないんだよ!!かいとくんもなんか喋れよ!!卒業すんなよ!!

・極道の妻たち

岩下志麻ほんっとにいいね。とっても面白い映画だった。笑えるし悲しい。でも、大学の図書館で見るような映画じゃなかった。。

優しさと怖さの二面性がそれぞれの人間にあって、時機などによってもそれがコロコロ変わるけど、不自然ではない。

そこが名作として残るゆえんだと思う。

・アメイジングスパイダーマン2

どーせあれだろ?グウェンが死んだと思ったら、自動操縦の修正パッチは六ヶ月前に完成されててそのIDの名前が「グウェン・ステイシー」で

本名のほうがお似合いで、レストランの椅子に座ったら遠くのテーブルでドヤガオしてるんだろ?そういってくれよ・・・

でも、グリーンゴブリンが一番かわいそうな気がするなあ。ただ、前作よりはるかに見やすいし、ほんっとに面白くなってた。

青春映画としても、ヒーロー映画としても!

・ヴィオレッタ

あの女の子が大人になって監督として作ったのがこの作品。耽美派??っていうのかな??じつはよくわかってない。

母と娘っていう世界には、男は絶対立ち入りできないんじゃないか。そう思うと、男が母娘の世界を描き、それが「崩れず」描かれていたら

それって、本当にすごいことなんじゃないか、と、僕は思う。そして、一流の、モデルや俳優を撮影するカメラマンってのは、被写体である人間が、声なき声で「今だ」って発するのを、どんな被写体の人間であっても感受するアンテナがあってしかるべきなんじゃないかと。だから、つうかあの関係、専属関係というものが生じるのではないかと。

・必死剣鳥刺し

藤沢周平の世界って、こういうものもあるんだなあ。激しく、血みどろみたいなのって、ないとおもってた。山桜とせみしぐれはみたけれども。

吉川晃司かっこいいなあ。

・仮面ライダーの映画

ヒビキ・・・松田賢二、目当てで見た。それだけ。

ファイズ・・敵が最後に味方になるという部分は好き。あと、サイガかっこよかった。スマートレディの衣装はセンスがいい

ブレイド・・アバレチャン!!ウェイ!!カタイップロポッポデロ!!クサア!!ワーチョマーチョマチョマチョナチョノーン!?

アギト・・・ぜんぜん面白くなかった、なんでアマゾンではあんなに評価高いの??

ダブル×ディケイド・・・こんなかんじ→https://pbs.twimg.com/media/B0pRm8aCMAAA9TQ.jpg:large

ダブル・オーズ フィーチャリングスカル・・・吉川おやっさんの戦うときの声は「トーーーーーーウ!!」

・トロン

はっきりいって、映画の中で三回寝てしまった。こんなの2001年宇宙の旅よりも寝たぞ。中盤がほんっとにつまらない。

アカデミー賞取れなかったのは、当時ほとんど全編CGの映画が受け入れられなかった、からではなく、単純に内容がつまらなかったからではないのか。

・トロンレガシー

こっちはおもしろかったよwwwときおり、スターウォーズのパクリみたいだったりして。メディアテークで借りることができて、得をしました。だが、「トロン」というキャラクターの扱いが雑すぎないか。敵の側近がトロンで、顔が出たらオリジナルの俳優だった、ということも、メイキング映像見ると可能だったんじゃないかと思われる。

・震える舌  母は強し、であるとか、子供は親の幸せを五歳までにぜんぶあげてしまう、とかいう安直な一般論がどれほどダメか。1980年のニホンという世界は、野蛮で冷酷だった。若命真裕子。怖くて、苦しくて痛くて悲しい2時間。「早く終ってくれ」とおもったほど。あと、15分、あと10分・・・母性であるとか、母と娘であるとかは、生き物であると言う事実の前にはなんにもならない。「きっと大丈夫、こんなにいいこだから」「生老病死」の「病」は「どうして何にも悪いことをしていないのに『それほど』苦しまなくてはならないのか」という疑問にたどり着くのだろう。 余談だけど寺山修二がすき、とか言う人の気持ちが分からなくなった。舞台も映画もおなじですよ、ここまでの地平に立つとね。「寺山好き」で終ってる人は、上記の「この子の七つのお祝いに」とか、この「震える舌」をみて、自分がどれだけメルヘンでただ見た目が変な世界を好きでいたのかということを、恥じるがいい。