夜、11時頃、ヨメさんから「そろそろかもしれん」と電話があって、
パパだけ立会いに行きました。
昼間ならムスメにも立ち会ってもらうつもりでしたが、残念~。

昼頃に病院に入ったものの、
陣痛が不規則で、やっと、LDRに入れてもらったそうだ。
ヨメさんは、10分おきに陣痛がくるんだけど、
これが5分おきにこないとだめで、
なかなか5分おきにならない。
その間、ひさしびりにヨメと二人でゆっくりしゃべりました。
いつもは、ムスメに邪魔されますからね。
と言っても、ムスメのお産の時も、雨降ってたね~!とか、
ムスメの時は嘔吐があったけど、今回はリラックスしてるわ~とか、
ムスメの時はLDRに入ってから3時間かかったから、
それぐらいはかかるんと違う?とか、
もっぱら、“その気”にさせる話ばかりしてました。

3時間たった頃、「そろそろ準備に入りましょうか」という助産婦さんの一言から、
俄然やる気が入ったのか、陣痛が5分おきになってきました。
プロの一言は違う!
いよいよ、態勢が整って、
一段と力が入ります。
「お尻を押すような感覚、ありますか~?」
「ないです」
「じゃぁ~もうちょっとですね~」
ふ~、まだなのか。
「ちょっと、休みましょうか」
「がんばりましょう」
「また、休みましょう」
「はい、おへその方、見るようにして」
こんなやりとりを何度かくりかえし、
そして、今までにない、痛がりかたと、力の入りかたと、ガンバリの末、
無事、男の赤ちゃんが生まれました~!!
弱々しいけど、しっかり泣き声を聞かしてくれます!

自分で出てきた赤ちゃん、
大仕事を終えたヨメ、
診察するお医者、
テキパキ動く助産婦さん、
ワタシはといえば、
・・・
なにもしていない!
したことといえば、
「ヒーヒーフー」と一緒に呼吸を合わせたのと、
「がんばって」と声かけしたのと、
手を握ったのとそれだけ。
つくづく男は無力だな~と痛感するしかありませんでした。
しかも、こんなガンバリを一度ならず二度までも果たしたヨメ!
そして、全国のママ!

男は、なにができる?
わからん~。
でも、これから、ガンバレばええやん!
そう、こんなガンバリを見せつけられたんだから、
今度はこちらが見せる番や!!

出たばっかりの初乳を誰に教わることなく、
一生懸命飲む赤ちゃんを見て、
そんなことを思いながら、
あらぬ力が湧いてきました。