ブルース・リー直撃世代というより、ジャッキー・チェン世代な私。
予告編とか見てて、カンフーアクションとギャグの融合した傑作アクション映画「プロジェクトA」になりうるんではないかと、密かに期待してました。
実際、ノスタルジックな豪華セットで、繰り広げられるカンフーアクションは、「マトリックス」ばりのCG効果もあいまって、非常に楽しく見ごたえがありましたし、多才なキャラも充実してました。
「プロジェクトAの名シーンの一つ「自転車チェイス」をチャウ・シンチー(周星馳)流に解釈したような、ハッスル小川も爆笑した、「女主人との追っかけこ」。もちろん、時計台ではありませんが、落下して、店のテントにドーンというシーンもありました。
また、自身の監督作「0061 北京より愛をこめて」でやってた、ナイフを投げてあらぬ方向に飛びグサグサというシーンも、より効果的にバージョンアップし、「ゴッド・ギャンブラー3」の「肉まんダンス」を彷彿させる、「斧ダンス」も見事です!

でもね、
主演であるべき、チャウ・シンチーがあまり出ていないのはどうか?
最終的に主人公らしさはあるが、全編出ずっぱり、ギャグ連発を見たいんだけどな~。
それからチャウ・シンチー映画に欠かせない、笑いの名参謀的俳優ン・マンタ(呉孟達)が出演してないのは、何故だ!?「豚小屋砦」の住人にはぴったりの顔なんだが。
結果、今回もチャウ・シンチーの傑作「ゴッド・ギャンブラー3」を超えることはできなかった・・・。
チャウ・シンチー、もっとオモロイはず!ハードルは高いです!


一言で言うと「JOJOの奇妙な冒険」みたいな映画でした。