はじめて映画館で見た映画
「がんばれ、ベアーズ」。

阪急百貨店で、ホワイトチョコ(普通のチョコの方がよかったのに、姉が勝手に・・・)とポテトチップを親に買ってもらって、

姉と2人で見に行ってきなさいと、映画館の前で、両親と別れた。
映画館の中では、ちょっとでもうるさくしたら、
コワイおっさんに、怒られるで~
とたっぷりビビラされてたり、
字幕というものを、読めるかどうか、すごい心配だったり、
見てる途中でトイレに行きたなったら、どうしたらいいのか?
など、見る前から、緊張感たっぷりでした。

映画は、今でも傑作の部類にいれられるだけあって、面白かったです。

心配事も見てる途中で、氷解していったし。
この、「映画館で字幕付きの映画を見れた」という経験は、
なんかわからないけど、ひとつの自信にはなったと思う。

後に父に「なんで、『がんばれベアーズ』を選んでくれたん?」
と聞いたら、
「浜村淳のラジオで、子供向けの面白そうな映画紹介してるわと思って」
だって。
どうりで、子供だけで見させたワけだよ!

【浜村淳】・・・
関西地方の人気ラジオパーソナリティーで、映画解説者。
ものすご~く底の高いクツを履いてらっしゃる。
独特の講談調の話芸で語られる「映画喋り」は、
どんなクズ映画でも面白く語られるが、
ストーリーを全部言ってしまうので、
映画ファンからはイヤがられてる。
唯一無二の芸であって、後継者がいない事を望む。