❤️愛故に❗️ Vol-3❤️

【登場人物】
💚デューク浅田・ウ゛ァール。
 父親。浅田宗一郎。日本名。
❣️浅田由梨江 女医。
❣️浅田優香。17歳。
 浅田女学園大付属浅田女子校2年生。3姉妹の長女。
❣️浅田唯。16歳。
 浅田学園大付属浅田女学園女子校1年生。
💚浅田浩司。15歳 唯の弟。
❣️浅田美優。14歳。

❣️長瀬美保。マネージャー
❣️水沢久美。ユィーズリーダー。
❣️小坂井友香。16歳。 唯の親友。
❣️宇佐見沙羅。20歳。
宇佐見健二。17歳。 橘一高2年生。野球部。
❣️水沢久美。ユィーズリーダー。
❣️早瀬真奈美。仙台放送アナウンサー
❣️吉岡久美。Χレディーリーダー。
❣️水野めぐみ。マネージャー。
💚亀梨和敏。人気俳優。
❣️高田亜希。フィギュニアコーチ。


第2章 憧れ Vol-2
 浅田唯は自室で数学の勉強をしていた。が、集中出来ない。ついつい健二への想いが膨らんでくる。そんな気持ちを押さえようとすると、胸が苦しくなってくる。押さえようがない感情として表れ心が熱くなってきた。
 「あっ、このままではいけないわ!」心を集中させないと、と自分に言い聞かせる。思いを断ち切ろうと決意する。
 唯は、心を集中させ勉強を開始する。其の集中力はフィギュニアで培ったもの、自分をコントロールする統べは長けている。
 いきなり携帯電話にメールが届く。開いて確認する。メールは親友の友香からだった。
 「明日部活は休みだよね。約束どおり九時に武蔵小杉駅で待ってるね 遅れないでよ。」と言う内容だった。
 唯は微笑みながら、「何時も遅れるのは友香でしょう。遅れたら許さないからね (^ ^)vじゃ、九時ね。」と書き込み返信する。
 唯は時計を見て、小走りで駅に向かう。八時五十分。間に合った、ホッと溜息を洩らす。周囲を確認する。「あれっ、居ないわ。もう友香たらっ 今日は許さないから。」と考えていた。イライラしながら時計を見る。九時一分を差している。 
「お早よう唯!」 とニコニコしながら近づいてくる。
「友香、何してたのよ 九時過ぎたわよ。もう 」
「えっ!」と自分の時計を見る。「ほらっ。」と時計を唯に見せる。 
「友香、時計をあわせたの もう、天然なんだから。駅の時計を見なさいよ。」
「えっ!」駅の時計を確認して、「あっ、本当だ 御免ね唯。」拝み込む。
「もう」と、睨み付ける。数秒後、にっこりと微笑む。「良いわよ、許して上げる。」友香の手を取り、「さあっ行きましょう」
原宿駅を降り、竹下通りに向かって細い商店街を抜けて行く。何時もの事だが人で溢れている。前方で何やら撮影をしているようだ。
「唯❗️あれを見て、テレビの撮影かしら」と指を差す。友香は人一倍好奇心が強い。唯の手を引き近づいて行く。
 唯は余り気乗りしてなかった。嫌なことまで平気で聞いてくる報道関係者は嫌いだった。
 友香は人込みを掻き分け撮影現場を取り巻く人の輪に加わった。撮影はお店の紹介している。女性スタッフの一人が浅田唯を見つけ責任者に伝えた。リポータに合図を送り、早々に切り上げさせる。予定変更を紙に書いて知らせ、浅田唯にインタビューするよう伝える。
 いきなりレポターが唯に近づいて行く。マイクを唯に向ける。「フィギュアスケータの浅田唯ちゃんですね!」 
 いきなりだったので、少々戸惑い声が出ない。
 「あっ、はい。唯です」と答えるだけで精一杯だった。
 「全日本大会優勝お目出度うございます。次はオリンピックですね。金メダルを目指して欲しいのですけど、どうなのでしょう。」
 落ち着いて、「はい、勿論金メダルを目指しています」と微笑む。
 「応援しています。頑張って下さい」
 「有難うございます」微笑みながら頭を下げる。
 「今日はどちらへお出かけなのですか」
 「お友達の友香とお洋服を買いに行きます」照れ臭そうに答える。
 「唯ちゃんは高校一年生ですよね。」
 「はい、そうですけど」
 「今時の女子高生ってどんな洋服を選ぶのか興味有りますね。同行しても宜しいですか!」
 断れずに、「あっ、はい!」と答えてしまった。
 責任者が名刺を出し、「大東京テレビの藤崎洋行です。同行させて戴く事について少々打ち合せをしたいのて時間を。あちらに撮影車がありますから其処で」
 車内は思ってたより広く、寛いで話を聞くことが出来た。
 女子レポータが唯に質問する。「フィギュアの他に将来の夢は有りますか?」
 「はい、歌手になりたかったの。でもママに反対されたから」と正直に答える。 
「唯ちゃん、新企画の番組に出てみない」と藤崎デレクターが打診する。
「はい!」うっかり返事をする。唯は頼まれると断われ無い性格をしている。そんな優しい娘なので学園でも人気がたかい。
 打ち合せが終わり車外に出る。
 女性スタッフから指示を受け、唯と友香が手を繋いで歩き始める。人混みの中二人はゆっくりと歩いて、目的のお店に入った。スタッフ達が許可をとり打ち合せしていたようだ。二人がお店に入ると店長が近づいてきた。
 「いらっしゃいませ!」深々と頭を下げ、「さあっどうぞ。店内を案内します。」
 「有難うございます!」唯は微笑みながら会釈する。
 「フィギュニアの浅田唯さんですわね。今日はどのようなお洋服をお探しですか。」ニコニコして話し掛ける。
 「はい。お出かけ用の洋服を2、3点購入しに来ました。」と笑みを浮かべる。其の笑顔は爽やかで好感を与える天性のスター性が備わっている。藤崎はそれを見抜いていた。
 「唯さん、今日は私が御見立てさせてね。お店の宣伝にもなりますから!」
 「はい、有難うございます。ではお願いします。」
 店長が見立てた洋服を五、六点店員が持ってくる。 「唯さん、サイズ測らして下さる。私がデザインしたお洋服をブレゼントしますからね!」
 「はい!有難う御座います!」ペコリと頭を下げる。
 選んでくれた洋服の中から一番お気に入りのを持って着替え室に入った。
 友香はスタッフからの支持で、「唯!まだなの、覗いちゃうわよ!」
 「イャーン、駄目よ。もう少し待って!」 と言う声が聞こえてくる。
 数秒後。唯が出てくる。「キャー 唯、可愛い!」友香は瞳を輝かせ絶賛する。
 「まあっ、可愛い!良く似合ってますわよ。」と店長も絶賛する。「此れを着て好きな人と出かけられば素敵よね。」
 其の言葉がキーワードとなり、押さえていた感情が一気に込み上がってきて両頬を染める。
 藤崎はそんな様子を見てレボーターに小声で何やら支持を与える。
 マイクを向け、「唯ちゃんの意中の人ってどういう人なのかしら?」
 「えっ あっ、はい!でも付き合ってるわけじゃじゃないし・・ 御免なさい!」顔を真っ赤に頭を下げる。告白したも同然な態度だった。