忘れられないクルマがある。
ルノー25だ。
「にじゅうご」ではなく、「ヴァン・サンク」。
実は日本でちゃんと正規販売されていたにもかかわらず、いまや何台生息しているかわからないぐらいの希少車。
出会いは今から15年ほど前だ。
まだ社会人かけだしだった頃、千葉の片田舎のガイシャ屋になんと2台も置いてあった。
ラクダ色のメタリックと、濃紺。
しかも濃紺はすでに売れたというではないか。
キーを借り、ドアをあけようと中を見てブッ飛んだ。
なんじゃこのデザインは!?
80年代をそのまんま造形に落とし込んだような奇天烈なインパネには、
正直言って眉をしかめたのを覚えている。
キーをひねればなんとも牧歌的なエンジン音。まるで耕運機。
そして整備性極悪のエンジン周り。
車検切れしてたからそれどまりで、「こんなクルマ誰が買うんだか」と首をひねりながらその場を後にしたのだった。
そして年月が流れ15年。
ふと中古車サイトを覗いてみれば、なんと25がまだ日本で数台売ってるではないか。
へー懐かしいなぁ、といろいろ画像を出してみれば、なんだか結構イイ造形してるじゃない。
人間、歳をとらないと判らないことってのもあるんですねぇ。(しみじみ)
どうです?この斜め後ろ45度からの造形は。
なんて伸びやかなんでしょう。(before/after風)
そうそう、ミッテラン大統領がお乗りになられてたことでも有名ざーますのよ(笑)
そして秀逸なのはこの応接セットみたいなシート。
これだけはどこのどんな車にもマネはできなかろう。
ということで、いつかは手中に収めたい25なのであった。




