次のクルマを探している 「SAAB 9000」編 | Dans La Nuit Magnetique... マグネティックな夜に・・・

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写真にまつわるエトセトラ。
もしくは50年前のカメラと古いレンズたちと、ちょっと旧い英吉利車とのマグネティックな夜。

次のクルマを探している。


あと10ヶ月後は車検でウン十万がすっとんでゆく。だったら新しいのを探したほうが、ある意味ではリーズナブルだ。


今までを振り返ると、よくもまぁこんなマニアックなチョイスをしてきたもんだ、と我ながら感心する。(人呼んで変態的チョイス。)


初めて自分でクルマを買ったのは会社に入って2年目だった。
最初はメルセデス・ベンツの260E(W124)
これはマトモ。
いまは実家で余生を送る。





でも、ここからが流転の人生。
アルファ・ロメオの155Twin Spark
しかも軟派なSUPER。
フツーはV6の2.5を選ぶだろ。






次、プジョーの605。
壊れまくって、しかも直らないので有名。
真夏の第三京浜でエアコン効かず、ハンドルを握りながら意識が遠のく。
翌日買い替えを決意。




なぜか、トヨタのクラウン。
日本車に戻ってみたが、あまりのつまらなさに吐き気を催し、ギブアップ。
実家に無償供与。本年廃車。




そして今乗ってるアウディの80のカブリオレ
これは激レア。
3年半乗ってるけど、いまだ同じクルマに出会わない。

しかし、たまにオープンにしても、冬は排気ガスのNox砲撃の中をかいくぐり、夏は亜熱帯の強烈な日差しと戦いながらこのクルマを乗ることになる。

正直言って「屋根飛ばし」に乗るのは、今の日本では自殺行為である。







あぁ、でも言わしてもらえば、マセラティのロワイヤルとか、



シトロエンのSMとか

に行ってないだけ、まだいいか。



なので、前置きが長くなったが、

今回はもうちょっとマトモな選択をしようと決意し、日々悩んでいる。




そして今日見てきたのがこれ。



SAABの9000。






SAABと聞いて世の人は、「シラネ」と答えるか、

あぁ、垂れ尻のコレねと答えるかのどちらかである。


↑SAAB900(9000の弟分)


そう、だれも9000なんて知らないのである。


で、「あぁ、TIPO4プロジェクトの・・・」といえる人は結構なクルマ好きか、私と似たような変態クルマ趣味者だろう。


TIPO4プロジェクトを簡単に説明すると、こういうこと。
80-90年代の欧州自動車産業はとにかく儲かってなかった。

だから合従連衡して共倒れしないようにがんばろう、と。

そんなわけでクルマのいろんな部分を、

メーカーを超えて共通化しようとする動きがあったのです。


その中でランチアのテーマ、フィアットのクローマ、サーブの9000そしてアルファの164の4つのプロジェクトが一緒になって、共通部分の多いクルマを作ろうとしたプロジェクトがTIPO4プロジェクトなわけです。


さぁ、下の4つを見てなにか共通点を見出せますか?


↓ランチアのテーマ


↓フィアットのクローマ


↓サーブの9000


↓アルファの164



そう、4枚のドア周りがおんなじなんです。




さて、9000の話に戻ります。


カーセンサー見ても分かると思いますが、現在おおっぴらに日本で中古として売り出している9000は、今日見たコレ1台しかないのです。


激レア。

絶滅種。




なんだか、ぜんぜんチョイスが変わってない・・・・・




でもねぇ、このクルマ、外装はともかく内装もぜんぜん古臭くなくって、10年前のクルマとは思えないほどのグッド・コンディション。


エンジンも異音なく回るし、ミッションのタイムラグもなし。いわんやエアコン・パワーシートをや。
とくにインパネなんか旧き善きSAABの「そもそも我輩は航空機メーカーである」的なニオイがプンプンであります。







んー、ヤラレました。

その場ではんこを押したくなる気持ちを抑え、その場を後にしたのでした。




重ねて言うが、嫁よ、こんな夫ですまない。




三つ子の魂百までも。