鼻うがいって、馴染んでいる方は少ないと思いますが
その効力は普通のうがいよりかなり大きいのです。
これまでのコロナウイルスは「喉風邪」を引き起こしました。
このウイルスが鼻うがいで減少するという報告があるのです。
そして新型コロナの感染者の約8割（特に若年層）は「喉風邪」で治まります。
つもり、新型コロナも鼻うがいが効力があると考えられます。
実際、アメリカやイギリスの医師も新型コロナの予防法として鼻うがいを推奨しています。
鼻うがいをするのには、生理食塩水（塩分0.9％）を用意します。
1リットルなら9g、180mlのコップならティースプーン2分の1杯の食塩です。
沸騰した水の方が塩がよく溶けますし、雑菌がなくて安全です。
最初のうちは、鼻の少し奥に入る程度でも効果があります。
慣れてきたら、片方の鼻からもう一方の鼻へと水を出しますと、奥がよく洗われます。
口から水を出すとあまり上咽頭部が洗われません。
鼻うがいはしても、鼻の奥がツーンと痛いというのはありません。
使うのが生理食塩水だからで、海でもあまり痛くならないのと同じです。
上咽頭部がPCR検査で綿棒を入れて調べる所で、ウイルスがいっぱい付く所です。
このウイルスを洗い出すことの他にも、繊毛細胞の働くが良くなるとか、食塩水から塩素イオンが取り込まれウイルスの増殖を抑えるなどの効力があります。
なお鼻うがいの禁忌疾患は
- 急性中耳炎
- 浸出性中耳炎
- 声帯麻痺
- 誤嚥を起こしやすい人
- 膿性鼻汁の多い人
です。
