ママ友の夫は大手企業の部長で
収入は手取りで月60万円もあり、
子供も2人ですから余裕があるのだなあと思っていました。
ブランドの高級品こそ身につけていないけれど
わりと洒落た服装をしている彼女を
お金があるけど派手ではないと好印象を持っていました。
ところが、彼女がだんだん落ち着かなくなってきて
どうしたのかと、ちょっと心配していました。
ある日、彼女が話しているうちに急に泣き出してしまったのです。
「どうしたの？」
「お金が・・・」
「えっ、お金がどうしたの？」
「お金が、ないの」
「ええ、落としたの？」
「クレジットが払えないの」
よく聞くと、彼女は毎月の生活費が足りなくて
最初は独身の時の貯金を使っていたのです。
でも貯金がなくなって、クレジットカードを使って生活をしていたのです。
一時的には助かっても、クレジットは借金ですから返さなければなりません。
そんなに無駄なお金を使っているように見えない彼女ですが
住宅ローンや電話代や水道光熱費などは
夫が自分の銀行口座から支払っているので、
必要なのは生活費だけだとのことで月に6万円しかくれなったのです。
それだけで子供2人を抱えて、生活は無理だったのでしょうね。
「ご主人に、正直に話すしかないんじゃない？」
彼女は泣きながら、うなづいていました。
翌週に彼女に聞いたら
はじめは、借金に夫が怒り狂ったそうです。
危うくDVになりそうでした。
でも、彼女が家計簿を見せたら
彼も、その数値が嘘でないことはわかり、びっくりし
「こんなに足りないのだったら、もっと前に言えよ」
と言って、倍の12万円をもらうことになりました。
ご主人も、自分勝手にお金を使っていたわけではなく
しっかり貯金に励んでいたので
借金を返すのは簡単でしたから
これからは、安心して資産形成に励むでしょう。
いいママ友が救われて良かったです。
