日野原先生はご存知の方が多いと思いますが、
先生が若い頃に結核や心臓病を患いました。
それでもそれらを克服して
100歳を超えるまで健やかでおられました。
先生に尋ねてみたら
若さと健康の秘訣が
心と身体を健やかに保つことを
ずっと実行されていたということです。
具体的には「恕(ゆる)す勇気を持つ」ことです。
「恕す」とはどういうことかというと
ある時、大事なものをお孫さんが壊してしまいました。![]()

そのときに怒って咎めたしまいました。![]()
そうしたら
「わざとやったわけではないのに」
と睨み返されてしまいました。
可愛い孫にこんな敵意に満ちた目を![]()
させてしまったことにショックを受けられました。
「孫を怒るべきではなく、愛情をもって叱るべきだった」
と反省され、恕す勇気を持つように努めたそうです。
「許す」は許可を出す
「赦す」は悪いことを赦す
「恕す」は、「如」の下に「心」の文字があり
「相手のことを自分の如く思う心」![]()
という意味だというのです。
「恕すのは相手のためではなく、自分のための行為なのです。
恕せない心を持ち続けるのはしんどいことです。
だから恕すことで、私たちは楽になれるのです」
と語っておられました。
さすが健康に長生きをされた日野原先生のおっしゃることは
納得できますね。
私も、人を恕すという心を持ちたいなぁ。![]()
いや、持つように心がけます。![]()