探偵は辛いよ！
そんな声をよく聞きます。
夏の張り込みが辛い。
暑くて死にそうになる！
冬、気温がマイナスに行くような状況で立ち張りをしていると、
2時間も外にいれば体の震えが止まらなくなります。
命をかけて張り込みかよ！
これはわかりますね。
でも、刑事さんに聞いた答えは意外
でした。
刑事さんの辛いことは・・・
『緊張感を保つこと。
これに尽きる。』
えっ、何を言ってるのか？
と思いました。
『一瞬でも眠ってしまったら逃げられることもあり得る。
だからちょっとでも寝たら駄目だ！』
なるほど、容疑者が逃げてしまう
それをさせてはいけないのですね。
『二人での張り込みなら同僚と話すのが一番だが、
眠りはしなくなるが
こんどは
会話が盛り上がりすぎると・・・
「見る」ことが疎かになってします。』
そして、その刑事さん自身ではないけれど
実際に、ある若い刑事が
数分間だと思えるのですが
居眠りをしてしまったのです。
そして、神のいたずらというのでしょうか
その数分間に、
何故か容疑者が外出してしまったのです。
引き継ぐ別の刑事が張り込みをしていると
中にいるはずの容疑者が
外から来てしまった
のです。
その若い刑事が叱られたのはもちろんですが
その後、退職してしまったらしいです。
刑事の体の鍛え方が探偵とは違うみたいです。
夏も暑さも
冬の寒さも
そんなのは、わかっていることですから
「辛い」
とは言わないのですね。
日本の治安を守ってくれている
頑強な刑事さん
ご苦労さまです。
これからも、よろしくお願いいたします。
