水牛

大きい
２０１０年１２月　ミャンマー　インレー湖

普段遠目から
水田や沼地でゆるっとしている
彼らの姿をよく目にする

立派な角と
頑丈な蹄

体も大きく
見るからに力がありそうだ

人々の力となり
生活を支えている

通りを歩いている姿を
あまり見かけなかったので

その大きさに
いささか驚いた

草食なのにこの体は
びっくり。。。

見たいお年頃

少年僧
２０１０年１２月　ミャンマー　インレー湖

少し日が高くなった時間帯
訪れた市場

このマーケットは
一日中開いているのかな

大勢の人達で
にぎわっている

ミュージックショップの前に
数名の少年を発見

遠くから見ていたら
映画かドラマか何かの

ディスクを探しては
手にとって

シゲシゲと見ては
他のディスクを探している

僧といえども
気持ちは少年のまんま

お寺での厳しい修行の合間
束の間の息抜きなのかも

無邪気な少年が
たまたま僧侶の衣を

身にまとっているだけ
そんな時間にしてあげたい。。。

そして夕暮れ

ゆうやけ
２０１０年１２月　ミャンマー　インレー湖

ようやくお宿に到着
すでに陽は落ち

辺りが
薄暗くなってきている

荷物を部屋において
そそくさと

また
外にでてきた

夕焼けを
写真に収めたいから

部屋からの夕焼けも
なかなかのもの

時折通り過ぎる
うねる舟の軌跡が

ゆうやけに
さらに色を添える。。。

夕食の支度

白煙
２０１０年１２月　ミャンマー　インレー湖

夕方になり
お家から白い煙が立つ

どのお家からも同じように
煙があがる

ゆうげの支度に
取り掛かっている合図だ

白い煙はゆらゆらと
水面に立ち込め

辺り一体　
敷き詰められた

ふわふわでやわらかい
白い真綿のよう

ゆうげを楽しみにしている
家族の顔を想像し

さらにあったかくなる。。。

お米の加工品

生活の知恵
２０１０年１２月　ミャンマー　インレー湖

陽も傾いてきたころ
風が冷たくなってきた

ふと目を向けると
民家の近くに

白い丸いものが
光りに反射して見えた

市場で売られていた
あの大きなおせんべいのようなものだ

ラオスでも似ている加工品を
道端で干しているのを見かけた

ここは湖で
干す場所も限られており

どうやって作っているのか
興味があったが

湖でも
広い場所だと考えれば

何でも使えるんだ
発想の転換で

謎がひとつ
とけたような気がした。。。

長閑

忘れていた風景
２０１０年１２月　ミャンマー　インレー湖

菅笠を被り
櫂で舟を繰り

滑るように
水面を進む

遠くに見えるのは
青々とした緑

満面の水を湛えた
水田を想像すると

懐かしい日本の
原風景だ

お米で育ち
お米と共に

質素な生活を
続けてきた農耕民族

便利になり過ぎた
現代社会が

忘れていた
懐かしい長閑な情景が

今
ここにあるようだ。。。

垂直レインボー

縦の虹
２０１０年１２月　ミャンマー　インレー湖

そろそろ陽が傾き
光線の色がかわりだす

西の空を見ると
虹がでている

しかも
縦に伸びる虹

以前にも数回
日本やスリランカで

縦の虹を見たことが
あったが

久々
この自然現象に出合えた

縦の虹と一緒に
併走しながら

舟はゆるゆると進み
お宿はまだまだ先。。。

仕事帰り

今がその時
２０１０年１２月　ミャンマー　インレー湖

舟で仕事にでかけ
舟で家路を急ぐ

急ぐといっても
スピードは然程かわらないだろう

帰りは舟に積んだ
重い荷物があるが

今日の仕事の成果が
目に見えるから

櫂を持つ手も
いささか重くはないだろう

毎日せかせかと
忙しく時を過
ごしている

我々はどうなんだろうと
改めて考える

今がその時。。。

木製の橋

渡るために
２０１０年１２月　ミャンマー　奥インレー湖

帰り道
来た川を戻る

午前中
この橋の下をくぐり

さらに奥インレー湖へと
進んだ

太陽の位置や
光線の具合で

状況変化があることを
楽しめる

同じ橋ではあるが
少し心にゆとりがあると

みえ方が違うのは
否めない。。。

ダーカム寺院

ご立派
２０１０年１２月　ミャンマー　奥インレー湖

昼食後
レストランから遠目に眺めていた

あの場所へ行くことになった
ダーカム寺院だ

山の斜面に沿うように
連なっており

はたからみても
見た目も美しいお寺

舟を岸辺に寄せ
大地に降り立つ

階段を登り終えると
辺りは仏塔

多くの仏塔が
修復されたり新しく建立されている

みると
外国からの寄進によるものだ

大空へ向け
そびえたつ様は

まるで極楽浄土を
彷彿されられる

まだそこには
行ったことはないのだが。。。