調整データを記録シートに残す

 

↑赤羽のフロンティアさん3階射場をお借りしました(画像は昔の)。

いつものAPSカップ・ハンドガンクラスの3コースを利用しました。

フロンティアさん、ありがとうございますm(__)m 

 

 4月23日のワークショップ「ゼロイン☆ドウデショー」のプレオープンは終了しました。当日は2名にお越しいただきました。ありがとうございます。初めてお会いするMさんはすでに公式の試合経験があるようで、ご自分以外の調整の仕方を見てみたいということでいらっしゃいました。もう1名はベテランのかかしさん。つまり実質1名です真顔 APSに携わっているかたなら照準調整は日常的なことですから、そんなに多くいらっしゃらないのは想定済です。なのでじっくり時間をかけました。

 

 どんなことをしていたのかというと、まず下記のシートに基本情報を記入していただきました。そして通常の立射と、台に銃を半固定した置き撃ちを行ってもらい、そこを出発点にして照準調整を進めていきました。

 ちなみに必ずしもTobby_Sawadaの方法が正しいわけではありません。今のところ特に問題がないのでそれを採用しているだけに過ぎません。もっといい方法があったらそちらに切り替えるでしょう。

 

↑照準調整用の記録シート。お使いになりたいかたはご自由にPDFをダウンロードしてください

 

状態を数値化すると後で役立つ

 

↑記入していただいた記録シートの項目は9つ。

日付、機種名、サイトの種類、BB弾の重量と銘柄、トリガー位置、照星幅と照門幅のほか、エレベーション、ウィンデージです

 

↑こちらが置き撃ちの様子。

三脚の上に銃を載せてブルズアイ標的へ撃ち込みその集弾を確認します。

必要があればエレベーションやウィンデージを調整します

 

 さて通常ならブルズアイでの集弾の中心点を割り出してから左右や上下を合わせていくと思います。照準調整の大まかな考え方は、わかりやすいつぼみアームズさんのブログをご覧ください。こちらのブログではドットサイトやスコープの合わせ方が中心ですが、考え方は大体アイアンサイトでも同じです。

 自分はまず立射と置き撃ちでそれぞれ5~10発撃ち込んで調整の方針を決めていきます。その際、集弾の中心点をきっちり割り出すわけではなく、大体の偏りから判断します。あきらかなエラーの弾痕がわかっていれば、それは除きます。ちなみに左右と上下のどちらから合わせるかは好みでいいと思います。個人的には、決まりやすい左右をある程度詰めてから上下を合わせています。

 

↑先ほどのMさんを例にすると、立射と置き撃ちで結果は一見違うように映るかもしれません。

ですがなんとなく右寄りという偏りがありそう。

ですので最初は左に着弾を寄せて様子を見るためにウィンテージのノブを動かしました。

4クリックほど反時計方向です。

その後試射して着弾を確認し、まだ調整が必要なら合うまでこの工程を繰り返します。

 

 ではAPS-3の照準調整に関わる部分をおさらいしましょう。フロントサイトの幅(4.5mm/4.8mmから選択)やAPS-3 LE2020のノッチ(凹)幅についてはひとまず置いておきます

  • ウィンデージ 左右の調節機構。約30クリックの調節幅がある。1クリックは90°で、4クリック動かすと調節ノブは1回転したことになる。リヤサイトの左右位置が0.25mm変化する
  • エレベーション 上下の調節機構。約30クリックの調節幅がある。1クリックは90°で、4クリック動かすと調節ノブは1回転したことになる。リヤサイトの上下位置が0.25mm変化する
 APS-3はだいたい新品の状態でウィンデージもエレベーションも中間の15クリックあたりになっていることが多いでしょう。そこから調節ノブを動かしていけばいいのですが、それだと調整に迷ったり混乱したときに新品の状態に戻しにくいはず。ですので、作業する前に現在の状態を数値化して記録を残しておきます。その方法は、調節ノブを目いっぱい右回しにしたときにノブが止まるまで何クリックだったかを数えるものです。
 例えばウィンデージの調整ノブを右回し(時計回り)にしたら15クリックだったとします。記録の表記は「(最も右回しの状態から)-15クリック(戻し)」とします。慣れるまではカッコ内の文言はあったほうがいいかもしれません。このように状態を数値化すれば、いつでも最初の状態に戻せるわけです。このやり方は、バイクのサスセッティングで学びました。その応用です。
 ウィンデージ/エレベーションともに状態の数値化ができれば、あとは試射→着弾確認→照準調整→状態の記録→の工程を繰り返して、納得いく領域まで詰めていきます。
 
 いかがでしたか? 一連の作業に慣れれば照準調整は難しくありません。ただしひとりですべての作業を進めるにはちょっと根気がいるかもしれません。も~めんどうくさ~い滝汗、というかたは当ワークショップをご利用ください。
 次回の「ゼロイン☆ドウデショー」は8月以降を予定しています。詳細が決まればあらためてお知らせします。どうぞよろしくお願いいたします。

  国内に10か所あるAPSオフィシャルクラブ

 

    だんだんと富士見スポーツシューターズさんの公式記録会(5/14)が迫ってきました。仕事の都合でもう少し経たないと公式に出れるか決まりません。クリアになったら申し込みます。

 さて全国にはAPSオフィシャルクラブがあります。JASGの公式サイトをのぞくと

  • 富士見スポーツシューターズ
  • 所沢APSシューティングクラブ
  • 赤羽シューティングクラブ
  • 菊川APSクラブ
  • 岡崎APS部
  • 御堂筋シューティングクラブ
  • 関西APS射撃友の会
  • 井原シューティングクラブ
  • 広島スポーツシューターズORCA
  • APS CUP Challenger’s FUKUOKA
 10か所出てきました。こうして載せると壮観ですね。このほかにも有志だけで活動しているAPS練習会もあります。「ターゲットワン」さんも積極的に活動されていますし、「MMSでAPS練習会」もそうしたところのひとつでした。きっとほかにもそうしたところがまだまだあるはずです。それにも関わらず、これらの集まりには参加せず、APSの試合には出場するシューターさんがいらっしゃいます。独自でAPSの射撃を楽しんでいるのだと思います。それは素晴らしいことです。ただ、そうしたみなさんがAPSの試合に出ると、思わぬ場面にあわてることがあるのではないでしょうか。例えば
  • 公式パーソナルデータ(採点シート)の書き方
  • 受付から実際の試合までの進行
  • 試射の発射数
  • 給弾や装弾のタイミングなど
 挙げたらキリがありません。だいたいのルールはJASGの公式サイトに載っているレギュレーションブックに載っていますが、今取り上げた細かい項目については説明がありません。またレギュレーションブックはちょっとわかりにくいところがあります。例えレギュレーションブックの意味がわかっていても、実際の試合でその通りに動けるかという問題もあります。ですからTobby_SawadaとしてはなるべくAPSオフィシャルクラブや草の根の練習会でもいいので、経験者に相談したり試合での動きを確認したりしてほしいのです。できるだけ事前に不安要素を取り除いて試合に臨んだほうがいいのはいうまでもありません。当日まごつくとメンタルに響きますので。
 
 というわけで試合前は、どこでもいいのでAPSの集まりを有効に活用したほうがいいよねっていうお話でした。まぁ欲を言えば試合前だけでなく定期的に利用してほしいとは思っていますが。そのほうが上達は早いですもんニヤニヤ

  APS競技に出たらもっと面白く、異なる世界が開ける

 

    半年ほど左撃ちに替えてたら左肘も痛くなってきたTobby_Sawadaです。次のAPSカップ公式はどっちで撃とうかニヤニヤ

 

    さて今回は「APS銃あるのに競技出ないの?」というお話をします。年間に新品のAPS銃(ハンドガン)がいくつ販売されているかご存知でしょうか。詳しい数字は自分も知りません。でも少なくとも定期的に再生産を繰り返していることから、それなりの数は世間に出回っているはずです。年間生産が100丁なんてことはないでしょうから1000丁?10000丁?あるいはそれ以上なのかもしれません。ともかく新品を手にした人達はある程度の数います。なのにAPSカップの競技人口はそんなに増えている感じはしません。おそらく購入者のみなさんは自宅で撃つか、手にしてその命中精度に満足したらしまいっ放しだと思われます。楽しみ方は人それぞれとはいえ、「競技に出たらもっと面白く、異なる世界が開けるのになぁ」とは思っています。

 APSの競技やトイガン射撃の誘いを未経験者にすると面白そうという反応はあるものの「いやいや自分なんてそんな腕はない」「ベテランばかりでちょっと始めにくい」という常套句が返ってきます。自身の腕や入りにくい環境などは表面的な言い訳に過ぎないでしょう。では本音はどうなのか。とあるツイートを読んで、もしかしたらこんな感じなのかもしれいないと想像しました。

 

 

「頭の中の常識には無いことをさせられる『心理的なハードル』『脳の負荷』を感じているのではないか」

 このツイート主の大西さんは、飲食店を経営しYouTubeで動画も配信しているかたです。自身の料理研究から生まれたレシピは、王道とは違い、ときに奇抜なものがあります。でも道理はあってそれらが面白い。その大西さんの気づきを、APSに振り替えて考えると同じような「心理的ハードル」「脳の負荷」が抵抗になっているのかもしれません。

 だとしたらその抵抗は取り除ける方法はあるのでしょうか。それがわかれば苦労はしません。でも「頭の中の常識に無いこと」をちょっとずつでも折に触れて体験できる機会を作らなければ。そう考えるとブログやAPS練習会、ワークショップも地道にやるしかないなと。ありきたりですが滝汗

 

 ところで、4月29日(祝土)のビクトリーショーにおそらくホビーショップフロンティアさんが出店するはずです。そのブースのそばでAPSの無料体験会も行われるでしょう。違う世界をぜひのぞきに来てください。自分も微力ですが人足として体験会場にいます。

 

↑以前のビクトリーショーで行われたAPSの無料体験会。

APS-3ORやLEなどのハンドガンを5発撃てて、並び直せば何度も体験できます。

ターゲットは今回違うかもしれません



    久しぶりに過去記事を取り上げました。今でもこの内容は変わっていません。トリガーを絞る時間は多少変動はあるかもしれませんが、トリガーを絞り始めたら戻さない。コレです。そのためにはどうやって射撃のプロセスを考えるのか。この模索がいい練習になるはず。

   自分的にはサーキットでコース攻略するのと似ています。最終コーナーを立ち上がって直線を加速するためには、どう走行ラインを組み立てるのか。つまり出口が決まれば、あとは逆順に……。違うかな?滝汗

  狙った点と実際の着弾を合わせる作業


    ようやく花粉症のピークが過ぎて楽になったTobby_Sawadaです。APS-3分解&組立ワークショップが無事に終わり(ここ大事)、次はAPS-3の照準調整ワークショップを始めます。照準調整とはゼロイン、サイト合わせのことで、狙った所に着弾するか調べ、ズレてるならサイトの調整機構を使って合わせていく作業のことです。

    APS-3はリヤサイトで上下(エレベーション)、左右(ウィンデージ)を調節できます。その範囲なら着弾を合わせられます。調節ノブはそれぞれ30クリック前後の幅があります。この幅は個体によって29だったり31だったりするかもしれません。1クリックが4分の1回転(90°)で、4クリック回すと1回転になります。ですから端から端まで調節ノブを目一杯回すと7回転ちょっとになるわけです。箱出しだと目盛りの真ん中ぐらいになっていることが多いので、だいたい13~15クリックの位置にあると思います。

    ちなみに自分は調節ノブを1番右回しにしてこれ以上回らないところから何クリック戻したか、という方法で数値化しています。現在使用の弾でブルズアイを撃つときは、エレベーションで21クリック戻し、ウインデージで17クリック戻しです。これは絶対値ではなく、いろんな理由で変わります。詳しく知りたいかたはワークショップでお聞きください。


    話しを戻しましょう。APSは精密射撃寄りですから照準調整のノウハウは必須。一方、どこまで追い求めるかはひとそれぞれです。個人的には置き撃ちでブルズアイなら10点圏に収まる、シルエットなら3cm四方の標的にできるだけ収まる、それを目安にしています。

    しかし、ブルズアイを通常の立射で5点圏の大きさに収まらない最初の頃は、ブルズアイやプレートならそんなにシビアに詰めなくても構いません。なぜなら、どんなに銃のほうでビシッとサイト合わせしても、射手のエラーの影響が大きかったらメリットをあまり感じないからです。ただ、照準調整の工程を繰り返していくと、エラーが起きたとき射手の問題なのか、それ以外の要因(銃や弾、環境、身体など)なのか基準ができて判断しやすくなります。

    という訳で、照準調整を身に付けておくと、いずれ役立つよ、というお話でした。興味があったら4月23日のワークショップにお越しください。