


数年前からアッパーカウルのミラーの付け根から上の部分のクリア塗装が紫外線劣化で浮き上がり、魚の鱗の様に剥げ落ちていく。しばらくはコーティング剤で誤魔化していたがドンドン腐食部が広がって目だってきたので手を入れる事にした。本当ならプロの塗装屋に任せたいが面積的にどうにか自分の手に負えそうだったので気象条件と休みが合うタイミングを待った。
塗装は下地作りでほぼ決まってしまうので事前に紫外線劣化で腐食した塗装面を削り落として出来るだけ元の塗装面との段差を緩やかにして境目を目立たなくする。理想は全部元の塗装を落として再塗装するべきだが軒下整備しか出来ない環境では無理な話だ。シルバーウイークのお陰で3連休がもらえたので初日に塗装を行う。久々の塗装作業で凡ミスをしてしまったが、2日目以降の研磨作業で何とか許容範囲内まで追い込めた。プロが見ればミスが解るが素人見では先ず解らない程度の仕上がりになった。
まあ気にするのは持ち主の自分だけで他人から見れば中身はともかくただの古いバイクでしかない。元の塗装もクリア塗装が薄くなり、くすんだ色味になっている。塗りなおした所がテカテカと目だっているが鱗が浮いた惨めな有様よりはずっと良い。
再塗装面の研磨が終わり、塗装の境目が解らなくなった次の日に通勤でいつもの駐輪場で振り返ってZZR400を見ると何となくZZRが笑っている様に見えた。お互い老人と老馬か。いいコンビだ。