先日、ZZRオーナーズクラブの方と会食した二日後の休日の事である。自宅で一人ダラダラと秋の惰眠を貪っていた。ふとベッドから起きあがった瞬間、貧血に見舞われたらしく起きあがった姿勢を維持できなくなった。これは・・・??やれやれ誰にも看取られず孤独死かなとも思われたが数秒で動けるまで復旧した。しかしその後の精神状態が危ないクスリでも使ったのではないかと言うくらいに落ち込んでしまったのである。
原因の一つとしてはZZRオーナーズクラブの方の車両がピカピカと輝いていた事と嬉々としてバイクでのハードな旅情を楽しんでいた光景がとても羨ましかったのだろう。自分のN4の外装に今更手を加えたところでシステム全体としての寿命が見えている以上、コスト的に見合わないのは悲しいかな明白な現実である。しかも年に一度の定例行事に参加するとの事である。ぽつりと独り取り残された感アリアリであった。
これは日本人特有のハレとケの精神文化の影響と考える。我々日本人はに正月の初詣や冠婚葬祭の折、正装して行事に参加すると言う文化的な習慣がある。私はこのオーナーズクラブには属していないが無意識にハレの場を感じ己の出で立ちを恥じたのであろう。解りやすく言えば彼らの定例ミーティングが神社の参拝で、紋付き袴がピカピカのバイクに該当する。
この精神状態を打破する為に近くのホンダドリームにバイクを見に行った。そこで目に止まったのはCB1300SBの2010年式。車体の色は紅白に塗り分けられていて何ともはや御目出度い色合いでハレの日に相応しい。しかもテールカウルが跳ね上がっていてまるで結婚式の鯛の尻尾の様ではないか。まるで走るハレの日そのものである。
そうかリリン、そう言う事か。我がZZRは普段着としてはまだ充分運用可能だが正装としては既に役を欠いていると言う事なのだ。あいにくズボンを脚の付け根まで下ろして颯爽と出歩く”ゆとり”世代のビッグスクーターとは相容れぬ常識を持つ大人の私としてはそろそろ紋付き袴としてのバイクを増車しなくてはならない時期にきているのだな。