ゲロで溺れる? | 地球温暖化推進委員会

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大型二輪教習6日目

 前回の教習の後で次はシュミレーター教習である事を告げられた。シュミレーターと言えば航空機のフライトシュミレーターを連想するが路上教習が出来ない二輪用に導入されたらしい。普通二輪は二回、大型二輪は一回の教習が義務づけられている。ゲームセンターにあるバイクレースゲームのもっと操作系がリアルな代物である。事前にネットで二輪シュミレーターを検索したところほぼ確実に”シュミレーター酔い”で苦しまなくてはならない事が判明。

 教習前夜に対策としてプレステで3D系のエースコンバットやパンツアーフロントなんかやってみた。実は教習の後に歯医者の予約をしていた。教習は午後3時からで4時に終わる。歯医者は5時からである。

 最悪のケースを連想してみた。歯医者の診療台の上で派手にゲロを吐き、治療作業中の友人の歯医者にゲロの顔面シャワーを浴びせた上、ゲロが器官に詰まり救急車搬送されて窒息死する。つまり自らのゲロに溺れて死ぬと言う目も当てられず、笑うに笑えない話である。これは是が非でも回避したい。

 実際にシュミレーターで走行を行うと最初の右折時から平衡感覚に違和感が現れ、即車酔い状態に陥る。時間にして30秒くらいか。その後走り続けると両腕が痺れてきた。冷たい汗がどっと吹き出ている。これは車酔いなんかではない!貧血を起こしているのだ。多分時間にして数分のコースだったと思う。あまりの具合の悪さに時間が長かったように感じた。

 シュミレーターではわざと事故を起こす様に悪意に満ちたプログラムが組まれていたが、あまりの具合の悪さに速度上げる事が出来ず、私が目標地点に到達する前にトラップが発動してしまうのである。そのお陰が全ての危険を回避、死亡者ゼロであった。

 この通過儀礼とも言うべき教習を死亡者ゼロと言う好成績で通過出来たものの予約した歯医者に行くまでが地獄であった。診療所近辺の駐輪場に入り、公共施設の中で、吐き気と何の脈絡のない便意に苦しむ事になった。バイクでの移動であったのでもし転倒でもすればゲロと脱糞で七代先まで笑いものにされる事請け合いである。

 トイレの便器に座りひたすら体調が戻るの待った。最近のエコのせいか、いきなりトイレの照明が消えた。まったく利用者の体調ってもんを全く無視した所業。傲慢でけち臭い。これだからエコロジストは嫌いだ。

 やっと動ける様になり診療所に移動した。予約時間より15分程早く、前の患者さんが少し長引いたので待合室のソファで一瞬眠る事が出来た。お陰でいくらか楽になった。脳に過剰な負担がかかった証拠である。

 教習の予約状況も都合で今日はシュミレーター教習の1時間だけだったのは不幸中の幸いと言わねばならない。もしこの直後に教習を入れていたら、今度こそ急制動でバイクもろともでんぐり返りをして、コース上に派手にゲロとうんこさんを撒き散らしていたに違いない。危ない危ない。伝説を作った上に伝説上の人物になるところだった。